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カテゴリ:「創造する」ということ
ノーベル賞受賞前だったが、米国で活躍しすでに世界的な研究者だった利根川さんの講演の主旨はこういうことだった。
「・・・どんなテーマを研究するか、それはどんな成果を生み出せるかにとって決定的に大きな問題だが、それを決める方法には2つある。 一つは、チャートを描いて既存の特許や論文の成果をそこにプロットし、空いているスペースを見つけてそのテーマを研究する方法。(日本の著名な優良企業でこの方法を用いている会社もある) もう一つは、自分が心底から「これは不思議だ。何故そうなるのか解明してみたい」と感じることを掘り下げる方法だ。 もし、画期的な発明・発見をしたければ、迷わず後者を選ぶべし。 実際に自分はそうしてきた・・・」 というものだった。 皆さんはどう受け止めるだろうか。 私はそれまで開発者という立場上、前者の方法を中心に活動していたが、この視点をいただいたお陰で技術者としての感性が飛躍的に高まったし、そのお陰で特許をたくさん出願し、その殆どが登録になった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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これは不思議だ!?何故、そうなっているのか解明したいという興味・感心・好奇心に対しては、とても共感が持てます。昨年、「アルファベットは漢字から生まれた」というやりとりも続けて探求しています。私が興味を引かれるのは、実にお金にならない分野ばかりでありますのでスポンサーなどつきようがない…。また、思想哲学分野の勉強も何らお金を生むことがありません。
(Nov 23, 2007 05:55:43 AM)
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