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カテゴリ:「創造する」ということ
「創造する」というコトバは、大変カッコが良い。
しかし、実際には泥臭い作業だ。 まず、創造ということは再現ではないし、まして他人のモノまねではない。 つまり、その時点で世界初であり最先端であるということだ。 また、人間社会にとって何らかの価値がなければならない。 単に絵の具をキャンバスにぶちまけたものが創造であるはずもない。芸術であれば人に感動を与えるものでなければならないし、発見や発明であれば、それ自体の効果に価値がなければならない。 つまりその価値は自分が決めるものではないということだ。 ここにこそ創造する者の苦闘がある。 この基準に自然法則を利用している(つまり人為的な取り決めではない)という条件を加えると特許の基準と同じである。 さて、最先端であるということはどういうことか。 間違いなく、それは標準化もシステム化もされていない。 泥臭い試行錯誤の世界だ。 社会経験のない学生や創造とは何かを知らない人は、創造とは知的でスマートな世界をイメージするらしいが、実際は逆だ。 最も泥臭く、そして最もリスクが高い(成果が得られない可能性が高い)、しかし最もロマンに満ち溢れた仕事、それが「創造する」ということの現場だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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まったくもって、そのとうりでありますm(__)m。
(Nov 23, 2007 05:58:32 AM)
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