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カテゴリ:いま生活者の求めるもの
「たてマズロー」は、生理的欲求に始まり、安全、帰属、承認の欲求を経て、自己実現から社会貢献の欲求(注:最後は新規追加)に至る、より高次を目指した目的手段の関係の明確な行動の体系である。 そして、それらの知的生産活動で疲れた精神的エネルギーを養うための息抜きとして、「よこマズロー」がある。そこでは、ワクワクすることが最高の価値だが、精神的リフレッシュ以外の特段の目的が存在しない、つまり合理的な目的手段の関係のない水平的な視点の世界である。 また、「たて」を建前の世界とすると、「よこ」は本音の世界であり、「たて」を円滑に進めるために、「よこ」は必要不可欠で、むしろ積極的に活用すべきである、と整理してきた。
さて、ここでまた新たな仮説を設定したい。 『歴史を変えるイノベーションは、「よこマズロー」が引き起す』。
いま、ミクシィ上場で注目されるSNSとならんで注目されているユーチューブ(You Tube)は、シリコンバレーのハーリーとチェンの二人が知人のホームパーティーのビデオを公開しようと作った仕組みだ。 ユーチューブは、米国のサーバーにアクセスするとそこに登録された動画ソフトを自由に閲覧できるサイトだ。当初の個人のホームビデオ作品だけでなく、DVDで売られている音楽ソフトやさらには日本のテレビ番組や最新ニュースも誰かが登録すると誰でも見ることができる。 ユーチューブがこれからどう発展していくのか、著作権問題などをどうクリアして産業化していくのか大いに注目されるところだが、私としてはそれが個人的ワクワクの追求から出発していることに注目したい。 つまり、「たて」の補完として「よこ」が存在するという関係ではなく、ここでは「よこ」から新時代の「たて」が発生しそうな勢いなのだ。 ・・・では、すでに起きた「インターネット革命」のキッカケとなった下記の例はどうだろうか。 以下は、2005年1月のニュースの引用である。 (以下、引用) [ロンドン 27日 ロイター] ワールド・ワイド・ウェブ(WWW)の発案者として知られる英国のティム・バーナーズ・リー氏が27日、2004年の「最も偉大な英国人」に選ばれた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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初めてコメントします!
イニシアさんのブログにコメントできるなんてとてもうれしいです(*^_^*) たてマズローが建前、よこマズローが本音なんですね^^ なんだか私のブログの「経とは何か?」に通じるものがあります。よかったらご感想をお聞きしたいですhttp://plaza.rakuten.co.jp/smilefactory/diary/200607150000/ (Sep 17, 2006 11:38:04 AM)
mayuどんさん
>初めてコメントします! >イニシアさんのブログにコメントできるなんてとてもうれしいです(*^_^*) >たてマズローが建前、よこマズローが本音なんですね^^ >なんだか私のブログの「経とは何か?」に通じるものがあります。よかったらご感想をお聞きしたいですhttp://plaza.rakuten.co.jp/smilefactory/diary/200607150000/ ----- 拝見しました。 いわんとする本質において通じるものがありますね。 たてよこの定義がまるで違いますが、それは発想のプロセスが違いますから。。。 でも、このような視点がますます重要になるのでしょうね。きっと。 (Sep 17, 2006 05:04:58 PM)
四季咲ネムの木さん
>ユーチューブにアクセスしない日はない状態です(笑) >ネットの恩恵に与りっ放しです。 >デービッド・スターキーさん、なるほどでした。 ----- ユーチューブは、これから起きる「21世紀の産業革命」の中心になる予感がします。 私も感動しながら活用?しています。 (Sep 17, 2006 05:06:51 PM)
一等さん
>見えましたよ、マズローの世界観が。 > >これからのビジネスはは確実にヨコですね、タテは逆に補完する要素かもしれません。 ----- ありがとうございます。 少しシリーズ化してみようと思いますが、「よこ」が起点になって結果として「たて」に発展するのが21世紀のパターンかなという気がしてきました。 いわば、「21世紀の命革業産」です。 つまり、新しいモノを作ることから始まるという従来のパターンとは、全く逆です。 生「命」の持つ心の感動という「革」新がまず起き、表現や創作という作「業」を経て、最後に事「業」価値が「産」み出されるという順番ですね。 (Sep 17, 2006 05:20:05 PM)
出遅れました(^^;)
私にも、よこマズローの世界観がおぼろげながら見えてきました。 もし、私のとらえ方が問題ないのであれば、 現在進めている展示場営業展開の切り口と、非常に似通ったモデルになります。 非常にコンパクトなモデルではありますが、 地方でもテストマーケティングしてみないことには、 なんとも判断がつかないのです。 経営陣に納得させるほうが大変ではありますが・・・ (Sep 17, 2006 06:54:28 PM)
junpapakazuさん
>出遅れました(^^;) > >私にも、よこマズローの世界観がおぼろげながら見えてきました。 > >もし、私のとらえ方が問題ないのであれば、 >現在進めている展示場営業展開の切り口と、非常に似通ったモデルになります。 > >非常にコンパクトなモデルではありますが、 >地方でもテストマーケティングしてみないことには、 >なんとも判断がつかないのです。 > >経営陣に納得させるほうが大変ではありますが・・・ ----- どうもです。 本当に、いちどぜひjunpapakazuさんのリアルな展示場を拝見してみたいですね。 それぞれの業界で「命革業産」の新しいルートをどう創れるかだと思います。 (Sep 17, 2006 07:04:02 PM)
junpapakazuさん
>経営陣に納得させるほうが大変ではありますが・・・ ----- それぞれの業界の既存ルートに慣れた経営陣に納得してもらうのは、確かに大変ですね。 「産業革命」が納得してもらえたらこれまでの基準では十分に優れた経営者でしょうから。 「ミクシィとユーチューブを使ってみて、なぜそれか注目されているのか、理解いただいてからご判断下さい。」というのはいかがですか。 (Sep 17, 2006 07:09:06 PM)
すごい示唆ですね。
そう考えるとワクワクします! そしてチャンスを感じます。 そこで、どの道を選ぶかはそのチャンスを掴んだ人にかかっているのかぁ。。。 いつもありがとうございます。 (Sep 17, 2006 09:52:03 PM)
イニシアさん
ありがとうございます。 >----- >どうもです。 >本当に、いちどぜひjunpapakazuさんのリアルな展示場を拝見してみたいですね。 ありがとうございます。 外観はたいしたことありませんが、中身は、教室などの展開を前提に作っているので、住宅として販売ができない展示場になってしまいました(汗)。 そこで、自分としては、いわゆる“ショップ”として考えています。 投資回収という点だけを考えると、とてもリスキーな選択です。 >それぞれの業界で「命革業産」の新しいルートをどう創れるかだと思います。 公開の場では言えないことがたくさんありますので、ぜひ! その日を楽しみにしております。 ----- (Sep 17, 2006 10:20:10 PM)
エナジャイザー akiraさん
>すごい示唆ですね。 >そう考えるとワクワクします! > >そしてチャンスを感じます。 > >そこで、どの道を選ぶかはそのチャンスを掴んだ人にかかっているのかぁ。。。 > >いつもありがとうございます。 ----- こちらこそありがとうございます! 「チャンスは一回、勝者が全てを勝ち取る」という時代の始まりともいえそうですね。 その意味では、こわい気もします。 (Sep 17, 2006 10:56:44 PM) |