あれよあれよと雲が立ち込め、春一番が駆け抜けました。
ひなまつりにおひなさまをかざるわけ
桃の節句を前に読みました。
兄が作ってくれた粗末な木の人形を大事にしていた妹。
重い病を患った妹の身代わりとなり病気を治してくれたのは
なんと、その
粗末な人形でした。
子どもの病気や災いを人形に込めて川に流す、
「流し雛」の原型となったお話です。
お雛様は女の子の身代わりになるものとは思っていましたが、
こう言うお話があってのことだったのですね。
「お雛様は身代わり」だから
女の子1人につき一式のお人形が必要なんだそう。
(兜もそうですよね)
旧家にはあんなに雛人形があるのはその為なのですね。
さすがに普通の家庭では2つのお雛様は置けないので、
市松人形を飾ったりするのですよね。
今はやたらと華美になった雛人形ですが、
今一度その
本筋に戻って、「雛祭り」を祝おうと思います。