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日が長く、午後の6時を過ぎても、太陽はまだ小山の上にある。
鳥たちはいつ鳴くのをやめるのだろうか。いつ眠りにつくのだろうか。 人よりも鳥の数の方が多く、世界が人間のものとは思えない。 鳥たちの飛ぶ線は、言うまでもなく直線的ではない。速度も変化させる。 直線でないものは、自由である。整数で表される規則性のないものは、自由である。 走れば、水田に映る空も走る。落ちていく陽の光も走り、慎ましく光る雲も走る。 大気は静まり、一日の疲れを自ら癒し、自ら回復を図り、明日に備え始めているようだ。 清いものも汚れたものも、自然にあるものも人が作り出したものも、全てが割合もわからずに混じり合っている。 確かに、走り続けることだけが希望である。歩き続けることだけが希望である。歌い続け、動き続けることだけが希望である。 希望が存在しないのは、とてもつらいことである。 だから希望を存在させるように、動く。 あるいは、独楽が回り続けるように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.06.21 19:58:56
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