注を文末にまとめる
注を脚注でなく後注とするには endnotes.sty を使う.■基本的な使い方 \endnote{文字列} で文中に注番号を挿入し,注をキューに蓄積する. \theendnote を記述すると,その場所にキュー内の注が吐き出される.この時キューの内容がクリアされる.■立ち入った使い方 \endnotemark 文中に注番号を付けるだけ.注番号が更新される. \endnotetext{文字列} "文字列" を注としてキューに蓄積する. \addtoendnotes{文字列} "文字列" を注に追加.注を出力する際にヘディング,改ページなどを付けたいとき使う. (\endnotetext と \addtoendnotes の違いが良くわからない)■カスタマイズ \notesname 後注の先頭につくタイトル.\def で再定義可. \def\notesname{Notes} \enotesize 後注のフォントサイズ \def\enotesize{\normalsize} \enoteheading タイトルの書式.\def で再定義可.デフォルトは次の通り. \def\enoteheading{\subsection*{\notesname \@mkboth{\uppercase{\notesname}}{\uppercase{\notesname}}}% \leavevmode\par\vskip-\baselineskip} \enoteformat 注の書式.\def で再定義可.デフォルトは次の通り. \def\enoteformat{\rightskip\z@ \leftskip\z@ \parindent=1.8em \leavevmode\llap{\hbox{$^{\@theenmark}$}}}■参考記事 Re: 脚注の巻末表示の方法(出典:日本語TeX情報) 名前: H-Ogawa 日時: 2004-12-22 22:49:19 >>33313 後注用にはendnotes.styがあります。 (環境が明記されていませんが、teTeXには含まれていますので、 Win32TeXでも標準インストールで入るのではないでしょうか?) 本文中に\endnote{ほげほげ}命令で注を挿入しておき、任意の場所に \theendnotes命令を書き込んでおくことで、そこに注を列挙できます。 注のカウンタのリセットを適宜繰り返すことで、章末等ごとに注を置 く使い方もできるようになっています。 手前味噌ですがendnotes.styを縦組を含む日本語環境に、より馴染む ように改造したものとして、拙作のendnotesj.styというものもありま すので、用途によってはこちらのほうがよいかもしれません。 http://www2.kumagaku.ac.jp/teacher/herogw/archive/endnotesj.tar.gz