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テーマ:詩&物語の或る風景(1048)
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私が振り回してるつもりだったのに。振り回されてるのは私の方だなんて。
つい先日会ったばかりなのに、もう淋しい。会って何をするって訳でもなし、特別に話したいことがあるわけでもない。それでも会いたい。一緒にいたい。 約束をするのは楽しい。あれこれ計画を立てたり、ドキドキわくわくしたり。こんなところだけは、我ながら乙女だなぁなんて思ってしまう。なんて、馬鹿だな私。 でも、いざ会うとたくさんあるはずの時間が一気に過ぎて行ってしまい、バイバイするのが辛くなる。一緒にいる時間が楽しかった分、離れてしまった後は余計に淋しくなってしまう。 デートした後は、家についたらメールを送るのが決まり。 「ちゃんと着いたよ。そっちはどう?今日は楽しかったね。」って、心配性な君に報告する。それから何通かやりとりしてお休みを言った後は…。 これから先は、攻防戦が始まる。 ブルブル振動する気配のないケータイとにらめっこが続く。君から連絡が来るのを待つんだ。だって、淋しさに負けて自分からメールや電話するのは悔しいもの。デートの誘いも、たまには君からしてくれたっていいじゃない。 そう思いつつも、結局は空虚感に耐え切れず私からメールを送ってしまう。 分かってるくせに、「ん、どうした?」なんてとぼけた振りしないで。そうやって私が「淋しい」って口にするのを喜ばないでよ。 大人だもんって言い張っても、やっぱりまだ子供なんだって実感する。 認めたくないけど、どうしても君には勝てないのかなぁ。 END お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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