|
テーマ:詩&物語の或る風景(1048)
カテゴリ:カテゴリ未分類
前触れもなく突然振り出した雨に 動揺を隠せずおろおろする私 濡らしたいだけ濡らしておいて まるで何事もなかったように 素知らぬ振りして君は去っていく そんな気まぐれな夕立に 心奪われる自分が悔しい 暑く蒸した夏のように どんなに心焦がして待っていても 会いたいときに君は来ない こんなに手をのばしているのに 長くとどまってみたり 思わせぶりだけで行ってしまったり 気まぐれだと知っていながら どうして惹かれてしまうんだろう いつだってそう 不意を突かれて 激しく落ちる雨の雫に 私の言葉は遮られていく 言いたいことも言えないまま 引き止めることも出来ないまま 「今度」という言葉を持たない君に いつ会えるか分からない不安で また眠れない夜が来る お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.08.14 00:24:05
コメント(0) | コメントを書く |
|