2007/08/10(金)04:54
平和を共に祈る日
我が家にとって、年に一度の国際交流?の季節がやってきました。
3年前から、8月6日の原水禁世界大会が開かれる時期に、世界各国からやってくる参加者のホストファミリーをしています。
といっても、夜イベントが終わったゲストを迎えにいって、泊めてあげて、また翌朝イベント会場に送り届けるというだけ。ホストファミリーなんて偉そうに言えることは、何もするわけではありません。
私たちが毎年決めてしているのは、8月6日の夜、一緒に灯ろう流しに参加して、その後夜ご飯を食べることぐらいでしょうか。
4日の夜、我が家にやってきたのは、フランスからの女性2人でした。
左の保母さんをしているアドゥは両親がアルジェリア出身。
右の60歳を過ぎているとはとても思えないエディットはパリの大学で
化学を教えていたという、おしゃれが大好きなパリジェンヌ。
意外にも!あまり英語が得意でない2人に、最初はどうなることかと思
いましたが、身振り手振り、英語、日本語、フランス語ごちゃまぜでの
やりとりは、予想外に楽しく、灯ろう流しに一緒に行くころには、最初
の心配もどこかへ吹き飛んでいました。
一緒に灯ろうに平和を願う言葉を書き、62年前に多くの命が奪われた川に祈りを込めて灯ろうを流せることは、とても尊いことに思えます。
はるばる地球の反対側から、この日のために駆けつけてくる人がちゃんといる。そういう人と交流を持ち、少しでも何かお手伝いができることは、縁あって広島に住むことになった私には、本当にありがたく思えるのです。
すっかり歩き疲れた後は、我が家で手巻き寿司パーティと なりました。
なんでもフランスではお寿司は大人気なんだとか。
シャンソンをBGMに、大いに盛り上がり、アドゥにめったに
聞くことのないアルジェリアの ことも教えてもらったり、
おちゃめなエディットに若かりし日にヒッチハイクでロー
マまで旅したことを教えてもらったり、楽しい夜が更けて
い きました。
今回滞在してくれた2人は、フランス人の国民性なのでしょ
うか、とても明るく楽しい人たちでした。
それでいて礼儀正しく、本当にホストである私たちのほう
が、すっかり楽しんでしまった感じです。
こうした出会いに感謝しつつ、早くも来年が楽しみな私です。