三田のいのしし 見て歩き日記

2013/07/30(火)06:11

7月28日(日) 最近の花の散歩

花と園芸(1522)

今、家庭菜園の往復などではしばしば稲田に目が向きます。それは水中に野草であるコナギやアメリカコナギ、オモダカ、イボクサ、セリなどが 次々に成長して花を咲かせたり、蔓の伸びが目立つからです。オモダカの雌花 みどりの部分が雌しべ。 株(根元)に近い位置に雌花があった。  1.-2 雄 花        花茎の先端部分で咲く。3個がセットになって咲く?   ◆    沢潟の花一輪 雄花ですが。         綺麗です。  1.-3 オモダカの株         花は葉と同じ高さが低いので、アギナシでは無くて普通のオモダカだと思えます。  オモダカも同一株で雌雄異花だそうですが、どうやら一つの茎の上で雌花が下に  出来ていて先に咲く(先熟)決まりがあるらしい。  雄しべの花粉を別の茎(株)?に付けさせるためらしい。  ヤツデにも似たような行為があるとされております。  ※「アギナシ」について      一見非常によく似たアギナシと呼ばれるオモダカ属の野草がある事を知った。    花の咲く位置が葉よりも高いこと、根元に沢山のムカゴを付けることでオモダカ     とは異なるらしい。   2. アメリカコナギの花          今盛んに咲いていて結構目立ちます。    2.-2 アメリカコナギの株          ミズアオイ科 北アメリカ原産 1970年代後半岡山県で帰化が確認された。         この田はアメリカコナギの除草がしっかりできているので、ごく少数でした。    アメリカコナギと呼ばれるように帰化植物であり、JAや農家はその駆除に神経を     使っている。 しかしその完全な駆除は難しいと見えて、農作業などの繁忙さと     比べながら農薬の散布や手足による抜去などを行っているらしい。    弥生時代?から稲作とともに帰化している「コナギ」は可愛いハ-ト型の葉っぱ    が特色ですが、開花期はすこしずれるようです。花も違います。     コナギは食材として長く利用だれたらしい。    3.-1 セリの花          せり科セリ属 原産地 アジア 花期 7~8月     春の七草としてその茎などが食材にもなるようですが、今回たまたま家庭菜園    の隣の田んぼの岸から水田に向かって、長い茎を伸ばしながら花を咲かせて     おりました。               3.-2         茎が伸びている様子。 猛毒を持つドクゼリもあり要注意とか  4.-1ユリ科のヤブカンゾウは神出鬼没だ。       ユリ科ワスレグサ属 原産地 中国 開花期 7~8月 別名 オニカンゾウ    思いがけない場所で咲いていたりする。単に大原の一地区の実の観察結果です   が、群落はみられません。八重咲きであるので注目されやすい。    5.-1合歓の花はもう終わりかけているが、やはり人を惹きつけるので撮影       毎度おなじみの松尾芭蕉の俳句       「 象潟や  雨に西施が  ねぶの花 」        中国4大美人の一人で、呉と越の戦いで国を傾けさせた故事は超有名ですが    その西施と比肩する美しさであると芭蕉は讃えたのでしょうか。   5.-1田んぼの岸で咲く鬼百合       ◆       ◆  6.-1 ウツボグサの2番ん目の生息地を見つけました。         ◆      ふしぎ発見!! 地面から大きなキノコが出ていた。  7.-1土の中からきのこが出現しておりました。       竹藪を通り抜ける切通しの山側の土手に1個、不思議です。   【】    ◆       自然の営みを素直に受け入れて観察しているつもりですが、それでも小さな崖状の 土からきのこが出ている現象には驚かされます。多分この所の雨でその辺の地面に適度な水分が染み込んだからだろうか。      最近 戻り梅雨と言う言葉がテレビの報道番組でしばしば見られます。島根県や山口県で、かつて見たことが無い大雨が降ったとしてその悲劇的な災害が報道されております。 29日も自転車で畑や藪の野草の観察に出かけて、雨にあい慌てて帰りました。むし暑い日々が続きますので健康の維持に気を付けましょう。                                           

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