2017/08/17(木)05:44
アオバハゴロモと呼ばれる小さな虫をつる性植物のサネカズラの若い茎で発見、驚きました。
アオバハゴロモ : 大きく見えますが6,7mmと言う小さな虫です
左端はサネカズラの成長したつるで、直径がおおよそ2cm、アオバハゴロモの薄い緑の羽の下端の端は薄紅色をしている。信じられない姿態だ!
アオバハゴロモが生息しているつる性木本の紹介 サネカズラ 2017.06.22 撮影
今回の舞台は、このようによく繁茂したサネカズラの蔓がさらに新芽を出して伸びたその つるです。以上の2枚の写真はその背景。 その若いつるの先端で、あたかも新芽ながらこんな色です・・・と言える留まり方で私は一時スッから騙されましたが、それでも不思議だなあ、と思いそれに触れたら移動したので、それが若葉ではなくて、蝶もしくは蛾だろうと思い撮影した。
上でご紹介の通り、遊びの王国から陸橋を渡って有馬富士公園の林間がある道に入った最初にサネカズラの植木が道の両側に立っている7~8月がこのサネカズラの開花期で、雌雄異株(時に同株)の見分けとそれぞれの花探しを頭において接触。サネカズラの雄花の開花が見られたのでそのご披露もさることながら、この異様で、不思議な美しさに満ちた”アオバハゴロモ”に強い印象を受けた。
まるで白い葉が行儀よくついている…と誤解したシ-ン。触るとピョイッと飛んで逃げた
写真の下端から上にいる1羽のアオバハゴロモの間にサネカズラの葉が見られない。 勉強中ですが、たぶんアオバハゴロモの食害にあい落下した可能性がある。
2017.08.03 サネカズラの蕾の写真 2個の蕾の間に見える蔓に見られる白いもの及び葉に見える白い物はアオバハゴロモの幼虫。 白い綿状の物で保護されている。
何方でも初めてこのアオバハゴロモに出合えば、驚く事は確実だろう。たいがい蝶々か蛾のだろうとおもうようです。 実際は違うらしい。
以下にウイキペディアで得た情報を纏めてみました。ウイキペディア情報 1. 科 名 カメムシ目ヨコバイ亜科ハゴロモ科 2. 学 名 Geisha distinclissima 3. 別 名 ハトポッポ、ポッポ(地方により) 4. 分 布 本州、四国、九州、沖縄 5. 体 長 5.5~7.0mm (翔を含めると9~11mm) 6. 出現期 7~10月
7. 幼 虫 成虫に近い姿ながら翔がない。「しらこば」と呼ばれることがある。 尾の端から蝋物質を分泌して全身に纏う(白い綿状物質)。集団化する。 8. 特 徴 宿主植物の祖い茎に止まっており、往々にいて複数個体が集まっている。 幼虫もその近くにいることが多い。
福島大池の岸部で、アカメガシワの茎に止まっているアオバハゴロモに出合った。 観察が不慣れであり、この虫の幼虫もこのアカメガシワにいるはずですが、丹念にさがさず 見つけないままだった。
肝心なサネカズラの雌花もまだ出合えていないから実葛蔓を訪問する機会も多いので、さらにこのアオバハゴロモも観察を続けたい。
◎ ◆ × サネカズラ(別名の美男蔓、ビナンカズラ)、雌雄異株のそれぞれの花の撮影に関して: 今回は雄株の花のみ撮影 実際の姿は下向きに咲いていた。 この日は雄株1株のみ開花が観察できましたが、これから雌株の発見とその花の撮影により サネカズラの果実の観察につなげ、赤く美しい実として奈良、平安時代から人気があった らしいこのサネカズラの全貌を理解したい。
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