2017/08/25(金)14:04
8月中旬の県立有馬富士公園方面のウォ-キング。蝶々、トンボなど生き物との出合が楽しい。
8月中旬の県立有馬富士公園方面のウォ-キング。
蝶々、トンボなど生き物との出合が楽しい。クロヒカゲ、ヤマキマダラヒカゲ、クロコノマチョウなど加えてセミやトンボなどのご紹介。
7月30日(日)以来、コムラサキ蝶の雄に出合いたいと思い、重ねて様々な蝶々やトンボなどの観察を継続中です。 ムラサキの雄 ウイキペディアから借用 お借りした写真です。
コムラサキはその翅の地肌がやや暗い色の系統と明るい色に大別され、関西などはその内の
明るい地肌に属するらしい。 私の写真です このようにつくしい翔を持っているコムラサキは、花に近付かず柳の木などの樹液を吸う性質があるので、それ以来蝶々、カブトムシ、クワガタムシ、スズメバチなどが樹液を吸う現場を見つけたい一心で公園内や大池の縁を歩き回っております。
8月14日(月) コムラサキ 出合わず。
福島大池の縁、「草地の生態園」の中を歩いた。 シオカラトンボのメス 広い草地の中に小道が走り、その草地の葉に通称”ムギワラトンボ”が居た。 私が地下ずくと飛びあがるが小円を描いて飛行中に何もないのでまた元の葉に戻りました。 大まかに言えばトンボはほぼ同様の行為を行います。 捕食する昆虫 同じ草むらから飛び立ち。仕切りの縄を縛った杭に留まった昆虫 私驚き逃げたが何処へ移動するにしても、捕食した虫はくわえたままだった。この昆虫は 市内でも時々見かけるが名前が知られていないのが意外だ。 ⇒シオヤアブ(和名 塩谷虻) ブログ「私の青空」引用 昆虫界最強の捕食者で、あのススメバチでさえ狙われたらやられるとか。意外や意外! 尚、この虻は食べるのではなくて、一撃で相手の体内に吸液器を突き刺し体液を吸収する。 人生82年、初めて知りました。 おおコワッ!
お皿状にくぼんだ草原を歩いている。
林縁との境を区切る意味でロ-プを張り、ところどころ大きな杭が建っている。疲れた時に 人間も一休みできる心遣いだろうが、アブの「シオヤアブ」やシオカラトンボの雄もここに 止まった。 シオカラトンボの雄 シオカラトンボは目玉が緑で、しっぽの先が白いので識別がらく。 そこに コナラが1本植わっている。8月17日(木)このコナラの木肌に蝶々が2種類とコクワ ガタを観察できた。
次回はその面白い経緯をご紹介出来るとと思います。
このコナラの木に近いところにも縄を張った杭が続いている。その根元にセミが居た 1本目の杭 ネット検索で初めてニイニイゼミと分かった。 多分脱皮後の一時静止知る必要があるのだろう。地上からおおよそ20~30cmの高さであり 危険極まりないが静止していることで危険を減らしているのかもしれない。
念の為、付近に目をると同じセミが同じようにじっと静止状態だった。 後日、思ったことですがこの日の朝早く脱皮したセミであり、飛び立つことが出来るまで いるのだろう。
このように、何気ない草地に昆虫が多くいたので、以後の歩きも草原や樹木に留意しつつの
進行となった。
窪地にある「草地の生態園」から斜面をのぼると数本の大木、コナラなどが育つ丘になる。
8月14日(月)には蝶もセミも居なかったが、この少ない林も蝶の住まいだ。
この中にある排水路沿いに歩くこともある。この草地の生態園もそれなりに広いから様々な生き物に出合えるだろうが、マムシなど蛇類との遭遇危険も生ずるので、小道に沿って回り坂を上ってやがて水辺の生態園へ入った。 水辺の生態園と柳 しだれ柳 中国が原産とは知らなかった。コムラサキなどが吸液する食樹候補に一つらしい。 8月20日現在、コムラサキなど蝶々類には出合っていない。 成虫が吸液する樹木は柳類以外にもあるらしいので、今回出合った花菖蒲園の周りに植わって いる樹木の名前も調べてみよう。
8月9日に出合ったオオシオカラトンボはこの池にいた。 目玉は黒で尻の先端も黒、羽の付け根が焦げ茶色でこれも識別しやすいことがわかった。 不均翔亜目トンボ科でした。 8月14日(月)ウォ-クではシオカラトンボの雄のみ目立った。 目玉が白、屋根型の止まり方、胴体全体が反り返っていることに気が付いた。 常にこの状態とは限らないので反り返りの意味は???
結果的にはしばらくシオカラトンボの出合いに対応して撮影しながらオオシオカラトンボが 居てほしいなあ・・・そんな目で歩いたが収穫なしだった。 この後 水辺の生態園 ⇒ 花菖蒲園内の板敷歩道 ⇒ 福島大池の側道 ヒクイナの居る溜池 ⇒
ここが大池の奥詰め、ここから左折してこの池の堰から有馬富士公園センタ-のある高台へ 戻った。 大きな樫の木や桜の木などが池の側道の両側に生えている。 コムラサキやスズメバチ、カブトムシ、クワガタなどが集まって樹液を吸ったり、木肌を齧 る場所を見つけたい・・・そんな観察眼を持って歩いた。 桜の切り枝(地上おおよそ150cmの高さ)の切り口に樹液があふれていたが蝶々など見えず さらに歩く 樫の大きな木肌にスズメバチを見つけた。 勿論写真撮影をしても逃げないで懸命に作業を続けていた。 樹液を吸うか、巣作りの為木肌をその鋭い口でかじり取っているのであろう。 コナラやや柳の木の集まることも分かっているので、この樫の木のスズメバチは木肌を巣作り の為齧って知る可能性が高い。
歩道の右側、 森の付け根の地面近い葉に何かの卵らしい模様を発見。 未知の為、半信半疑だったが8月22日(火)同じ町内のけやき公園の木の葉に同じ姿を発見。 その後、センタ-のサツキの葉でも見つかった。 どうやら何かの集団がこんな痕跡で葉を齧った跡らしい。何とも不思議な話です。
アカメガシワの茎に止まっている「アオバハゴロモ」 この日は生き物に関する観察はこれで終わりです。 有馬富士公園に戻って、お花と実 ナツズイセン
センタ-に近い一画にある「ウワミズザクラ」の果実
様々な意味で話題が豊富だと思いますが、センタ-の背後などこのウワミズザクラがかなり の本数在ります。
全く未知に樹木なのでこれから勉強です。 この桜の木は古代、鹿の肩の骨を焼いて占う時に、その焼くという行為の際に使用された木 であるとされている。 そんな伝承があるらしいことを今初めて知った。 これからの勉強ですが、京都・奈良朝廷の勢力圏であったこの辺りのもこのウワミズザクラ の木が当たり前に育っていたのかもしれません。 ともかくこれから勉強です。(追記)
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