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カテゴリ:漫画文庫感想文
おとめチック選集の2冊目、陸奥A子です。
陸奥せんせいの漫画は読んだことありませんでした。つまりはじめまして。 んで、どうだったかといえば、ちょっと不安になりましたw 表題作・天使も夢みるローソク夜についてはよかった。 ある街が、冬のある時大停電になっちゃった。んでもソコでは大騒ぎしたり不安になったり なんてことはなくて、むしろウフフってしちゃいそうなステキな出来事がたくさん起きて いたんです、みたいな、ホントにおとめチックなお話。 陸奥先生の描く線に多少の不安を覚えつつも、あぁこういう線で作品を生み出すんだなぁと いったん納得してしまえば穏やかな気持ちで読めます。 が。 しかし。 それが一変しだしたのが、昔の作品(73~79年)の作品が始まる、ちょうど本の 真ん中へんから。 ともかく、なんちゅうかこう、良い意味で独特の(悪く言うと不安にさせる)タッチの 漫画が繰り広げられていて。 一条先生みたいな、画圧で押さえつけられるようなこともなく、なんだかとても不安を 覚える作画なわけです。僕としては。 ちょっと、読むのが『怖かった』んですね。 お話はとてもおとめチックだったんですが、目に飛び込んでくる1コマ1コマに得も言われぬ 不安と不信と、あまつさえ恐怖が襲ってくるのでそれに圧倒。 まぁなんていうか、ダメなときは徹底的にダメな僕ですから。 くらもちふさこも文庫の最初の方は読むのが辛くてしかたなかった僕ですから。 陸奥先生シンパな方には申し訳ありません。 他の作品も読んでみます。はい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/02/07 07:03:51 PM
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