しっぽくの旅、ということで、しっぽく喰いまくりがコンセプト。

のわりには、あんまりしっぽくしっぽくしてない昨日。
今日はしっぽくるぜ！ってことで、昨日の夜は早寝して、早起きして朝6時。
ロビー集合して出発。

中西と言えばそういえば條辺うどん食べに行ってないなぁ、こんど行こう。

1軒目・中西
店内に入ると「しっぽくあります」の文字。
1玉の器を持って、レジにてしっぽくを注文。すると器が変わり、うどんを
ぬくめる
ように言われるので、店中央で麺を温める。
再びレジに戻ると、しっぽくダシを入れて貰い完成。
ねぎをかけていっただきまーす。

朝食にしっぽく。たまりません。
こんな贅沢な朝ご飯いいんだろうか。
大根がやーわらかくてどーにもうめー。どーにもうめー。どーに(以下略)


2軒目・さか枝(僕はスルー)
ホントは食べたい気持ちをぐっと抑えて、東讃巡礼に備える。
しかし、さか枝を飛ばすなんて大人になったもんだ。


一旦ホテルに戻り、しばらく休憩の後にいざ未開の地・東讃へ出発。
・・・とはいっても、次のお店は高松のお隣に移動するだけだけどね。


3軒目・入谷製麺
国道11号をずずいっと東へ。橋を渡って右折して、んでもってひたすらまっすぐ。
やがて看板が見えてくるので、そこを右折。到着。

お店からチョット離れた駐車場に車を停めて外に出る。

あら。
白くてふわふわしたモノが、風に舞って顔に当たる。冷たい。

そう。粉雪舞う。そりゃー、寒いわけだ。


さて。
お店に向かい歩き出し、到着・・・と、目に入る立て看板。

「しばらく休業します」


えーっと、しばらくって、どのくらい？


4人揃ってうなだれる。
粉雪が身に凍みます。心まで凍らされるかのようです。


4軒目もとい3軒目・馬渕製麺所
とはいえ、いつまでもガックリしていても仕方ありゃせん。
こんな事はよくあることさ。ちょっとダメージでかかったけど。
気を取り直して東へ、行かずに、一度高松市内に戻ります。どうしても行きたい
お店があったんですええ。

それがここ、馬渕。

ずいぶん前からチェックはしていたものの、高松市内ってどうしても後手後手に
なりがち。
食べ歩くとなると西へ飛んだり坂出丸亀をぐるぐるまわったりと、高松市内は
手薄になりがち。

だったんですが、夏のそしを・せきざきコンビでココと次の増井を廻ったらば
これがどえりゃーうめえって話だったわけです。
そりゃー行くしかないぜってことで、今回無理くりに組み込んだ次第。


入谷まで来た道をずずいっと戻り、国道11号を左折してその先を右折。
あっという間に到着。隣の駐車場に停めて、いざ入店。

目に飛び込んできたのがしっぽくの文字。ってことは。

僕「しっぽく一玉お願いします」
女将さん「はいよ、しっぽくひとたまー」

どうやらしっぽくは少し手間がかかるんだか、奥の方に注文を流します。
しばらくして出来上がってきたしっぽく、なんじゃこりゃこの里芋ゴロゴロは！
いいんですかこんなに載せちゃって、無くなりませんか？と心配になる量の里芋。

女将さん「あそこでネギをかけて食べてネー」

別卓にある天かす・ネギ・ショウガセットからネギをかけて、いざ頂きます。


ずるるっ


ぼひゃー！にゃんじゃこりゃ。
一見するとゴツそうにみえるうどん、而して実態は歯ごたえ優しく、だけどしっかりと
したコシがあり弾力があり。
うどんの角を感じながら、こんなにやわらかいうどんは初めてかも。
根ッ子が近いかなぁとも思うけど、あそこもこんなに角が立って無かった気がする。

ダシは松岡にはかなわないけど、それでも十二分に滋味に溢れていて、自然の甘みが
喉に心地良い。

あっというまに完食。こんなに近くにこんなに美味いうどん屋があるなんて、
高松市民はなんて幸せ者なんだっ！このこのっ！


4軒目・増井米穀店
余韻を引きずりながら、後ろ髪ひかれながら国道を北上し左折。
県庁前をずいっと通り過ぎ、橋を渡ってすぐを左折。
川っぺりに車を停めて歩いて1分。

看板が自販機に隠れてて、北側から来た客には絶対に分からないであろうそこは
縄のれんがなければ目の前に来ても絶対うどん屋だなんて分からない、そこが増井。
米穀店を冠しているお店では谷川米穀店が有名ですが、お店の佇まいならば
ここだって負けてません。

縄のれんをくぐって引き戸を開けて入店。
他のお客さんが玉買いに来ていたのでしばし待ち、かけを一玉注文。
いただきます。

ずずずるっ

おぅ、これはまたちょっと太めのうどん、だけどやっぱりしっかりとしたコシがあって
噛んでもちゃんと反発する。
馬渕とは違って、素朴な感じがとても心地よい。

あっつうまに食べきってごちそうさま。今度は冷たいのを挑戦してみたい。


5軒目・うどん市場天神前店(僕はするー)
車は、今度こそホントに東讃を目指す。
目指すとなったら本気で目指す。高松市内を西から東へ。
移動距離が長いぜ、ってことで、まずはトイレ休憩をと、止まったローソン。
の、隣に、うどん市場天神前店があった。

何故人はうどんを食べるの？そこにうどん屋があるからさ。

そしをさんとhasizoさんは、まるで何かに取り憑かれたように(笑)うどん市場へ。
僕はローソンでトイレを借りて、トイレだけじゃ悪いなーと思って何か買おうと
物色していたら、恐るべきの2009年特別版なる雑誌があったので購入。

これでまた、来年以降の新規開拓に使えそうです。
ほとんどの店に行ったことあるけどね笑

そんなわけで(どんなわけだよ)僕はうどん市場はスルー。


6軒目・麺工房六車
1回のトイレ休憩だけじゃ飽きたらず(っていうかトイレが近いのだ、この旅は)
東かがわ市に入ったところの道の駅に停車。
ぶどう餅なる不思議アイテムを手に入れつつ、そっから少し行ったところで2度左折。

ちょっと奥まったところに六車はあります。

お昼時ドストライク飛び込んだだけのことはあり、行列はしてなかったけどやや待つことに。
とはいえ、お土産コーナーを十二分に物色できたのでこれはこれでよかったかも。

ややあって着席。しっぽくは無かった(と思う、探しきれなかったかも知れないけど)ので
昨晩、こんぴらうどんでそしをさんが食べていた「ねぎうどん」を思い出し、
ここで注文。
すぐさま出てきたそれは、どんぶり一面緑色。
そう、万能ネギの刻んだモノがこれでもかこれでもか、まだ足りんかこれでもか！と
どんだけ入れたんだってくらいに入ってるうどんなんです。

すすると、ちょっと風邪気味で気管が寝ぼけている僕の喉が間違えて肺にネギを
送り込みそうになる、それほどまでにダシとネギが渾然一体となってました。
もう、ダシすすってんだかネギすすってんだかよく分からないくらいにｗ

心配していたうどん。
が。
誰だ、東讃にうまいうどん無しなんて言ってたのは！

たしかに、馬渕みたいにがっちり角が立っているわけではないけど、十分に
角を感じられるその麺は、どちらかというと体育会系のしっかりコシに感じられました。
にゅるんというよりはガツンとしてもっちりという感じ。

どーやらここでは釜ぬきを食べるべきだったらしいけど(忘れてた笑)、でも満足です。
あー、よかった、東に来ても。


7軒目・権平(ごんぺい)うどん
東に来たんだから更に東へ、ということで、国道をさらに東へ。
道ばたにおおきな釜と「やってます」のでっかい赤文字がみえたらそこが、権平うどん。

やはりお昼ドストライクで若干混んではいたんですが、ちょうど席が空いたので着席。
しっぽく、の文字が見えたので注文。ほどなく来ました。


・・・うわぁ。
具が。この具の多さはなんだろー汗

薄く切った大根・人参の根菜類、あげやら何やらでてんこ盛り。
ちょいとすすってみた。

ぶはっ
あ、甘い！

なんじゃこりゃと思いました。
タマネギ？だと思うんだけど、根菜の甘さがダシにすんげぇ溶け出していて、
おだしがめーちゃめちゃ甘い。ホントに甘い。
うどんはといえば、田舎麺というか、太めでしっかりとしたうどんで、食べ応えが有りすぎ。
つい10分前に六車で1杯食べていた僕らにはちょっと重かったそのしっかりとした
うどん。でもうまいうどんはすすいっと胃袋に入ってしまうのです。

この甘さを是非体験して！とそしをさんたちにも勧めてみた。
全会一致、甘いｗ


結局、東讃はこの2軒だけでおなか一杯になってしまいましたが、いやいやこりゃ
また来てもいいかなと思わされる、そんなうどんたちとの出会いとなりました。


ごちそうさま。


うどんはひとまず休戦。
高速に乗り、坂出方面へ。
府中湖PAにて休憩を取ると、どうやらETC専用の出口を実験的にやっている
とかいないとか。坂出インターから降りてもよかったんですが、ものは試し
と降りてみる。

ETCみたいにすすいっというわけにはいかず、一旦停止したけど出られた。
で、坂出市内まで行き、今回も来ましたパスポート。

なにせ小雪も舞う今日のこの天気ですので、あんまり寒くないと思って
薄着気味できてただけに、寒かった。めちゃ寒かった。
なので、790円のブルゾンを購入。ホントに助かります。


ここで、せきざきさんがどこからか手に入れてきたわら家のチケットがあったので、
いざわら家へ。


8軒目・わら家
お久しぶりのわら家。
土曜日の夕方だけあって、国道がめちゃめちゃ混んでいたんですが、わら家は
いつもどおりの落ち着いた雰囲気。
いや、でもココは昼間はすげぇ活気溢れてるんだろうなぁ。時間外してるから
わからないだけだとおもう。

せきざきさんの持っていたチケットは無事に使えて、家族うどんがノーマネーで
食べられました。すんませんごちそうさまです。


たらいに入った約10玉のうどん。
それを4人で食べる、一見無謀な量と思われる玉数ですが。

これが。

あっというまに。

完食。

もちもちぷりんとした食感のうどんは、ずびずばーとまるで飲物のように胃袋に
吸い込まれていきます。
困るなぁ、美味しすぎて。

もはや夕方で真っ暗ですけど、ここで昼間の部終了。
ホテルに戻り、休憩。夜8時に再起動です。


8軒目・うどん棒
ここんところよく使ってるホテル、お隣さんが美容院で、更にその隣がうどん棒。
この立地だけは素晴らしいと思います、あると思います。

まぁ川六も川六で、近所に川福があるんだけど。

さて。わら家でさんざ喰いまくった僕ら、そう易々とは腹へりゃせん。
だけんども、うどん棒にはアレがあるのだ。しっぽく。しかも極上麺のしっぽく。
IQサプリをさらっと見て、ロビー集合。歩いて20歩、到着。

いつもどおりしっぽくを注文。待つあいだにおでんをパクつく、だって美味しそう
なんだもん。ますます満腹になるんだけど仕方ない。

ほどなくうどん勢揃い。いつもどおりざるを注文のそしをさん、いつもの「どこまで
持ち上げても切れません」パフォーマンスの後にずびずびーっと駿殺。
しっぽくもいつも通り美味い。柚の優しい香り、旬の滋味がいつもにも増して溶け込んだ
うめぇダシ。なにより、うどん棒のあのうどん。もううめえったらありゃしない。
夜の部最強。


さすがに腹が小慣れない。
てことで、高松駅までウォーキングを敢行。
ホントは、高松駅からも見えるタワーに昇って夜景を眺めたかったんだけど、20時には
閉館してしまい、悔しいのでその隣の低い方から高松駅を撮影して退散。

21時半に鶴丸前ってことになってたんですが、どうにも間に合いそうになくて、
検索したら高松築港から琴電が良い時間に出てたのでそれに乗った。
ごとごと琴電。


9軒目・鶴丸
シメは鶴丸。もういい加減お腹いっぱいだけど、そこはそれ、梅干しうどんで、食欲を
呼び寄せつつうどんを食らう作戦敢行。
見事成功。鶴丸のごついうどんも、しっかり美味しく頂きました。


あぁ、明日は最終日。寂しい。