牝馬ディアマルコ、凱旋勝利を目指す。今日は高知優駿(黒潮ダービー)!
こんにちは。西成で激しく寝違えて、肩の出が悪いオークスです。いやいやそんなことはどうでもよくて。本日のダービーは、高知競馬場で行われる「第44回 高知優駿(黒潮ダービー)」。高知7R、18:10発走。ダート右回り1900mで争われる、高知クラシックの二冠目です。1番人気に推されるのは、佐原秀泰騎手が鞍上を務めるディアマルコ(牝3、那俄性哲也厩舎)でしょう。牝馬重賞シリーズの「グランダムジャパン3歳シーズン」に参戦してきたディアマルコ。若草賞(名古屋)は2着で、東海クイーンカップ(名古屋)も2着。どちらのレースも、勝ち馬は船橋のクラトイトイトイでした。しかし三度目の対戦となった“のじぎく賞(園田)”で、見事にクラトイトイトイを撃破したのです。佐原騎手も那俄性調教師も、福山競馬の出身。“福山魂”が炸裂しました。佐原騎手は大きくガッツポーズ、那俄性調教師は「ローゼンホーマで勝った時くらいに興奮した」と言います。ディアマルコの父スパイキュールは、東海ダービーを制したカツゲキキトキトや、金沢の雄・ナムラダイキチのお父さんでもあります。ディアマルコ自身、1700mののじぎく賞で手強いライバルを倒しましたし、1900mの今回も問題なさそう。そしてなにより、強い相手と戦った経験が武器。“高知はえ抜きのダービー馬”が生まれる可能性は高いと思います。金沢の吉原寛人騎手が、佐賀→門別→盛岡→名古屋→大井→園田→高知という怒涛のダービー7騎乗を、いよいよやりとげます。これってきっと日本記録。すごすぎます。高知優駿で吉原騎手が手綱をとるのは、一冠目の黒潮皐月賞で2着に逃げ粘ったセイエスパーニャ(牝3、打越勇児厩舎)。黒潮皐月賞を制したブラックビューティの回避によって、チャンスが広がりました。距離は少し長いかも。ただ、前走で逃げずに差して勝ったのは収穫だと思います。今日はどんな競馬をするのでしょうか。吉原騎手の手綱さばきに注目です。高知転入後、3連勝中のナガラスマイル(牡3、細川忠義厩舎)も気になります。今回の鞍上は岡村卓弥騎手。ダービーの舞台で、初めてコンビを組みます。岡村騎手が昨年の黒潮菊花賞をペイシャクィーンで制したときも、テン乗りだったんだよな~。その他、気になる馬は……。土佐の鉄腕・西川敏弘騎手が手綱をとるハルノフェスタ。高知では1戦1勝で、まだ謎めいているモヒカン。吸盤のように食らいつけるかキューバンボーイ。高知優駿(黒潮ダービー)の出馬表(楽天競馬サイト)当たったら鰹のタタキをたらふく食うぜよ! と息巻きながら、予想をひねりだしました。◎10番ディアマルコ○4番セイエスパーニャ▲1番ナガラスマイル△9番ハルノフェスタ△7番モヒカン☆5番キューバンボーイ馬券の買い方は……ラストダービーなので、じっくり考えます。ツイッターに載せますm(_ _)m初めて高知優駿を現地観戦したのは、パッショネートキス&西川敏弘騎手が圧勝した2008年。当時の1着賞金は、27万円でした。ダービーなのに、27万円。あまりの少なさに驚いて、何度も数字を読み返したことを思い出す。月日は流れて……今年の1着賞金は、100万円。27万円から100万円って、3倍以上ですよ。かつては、いつ潰れてもおかしくなかった高知競馬。その復活ぶりに触れる度に、大きなパワーをもらいます。賞金や手当てがどん底だったときも、みんな腐らず頑張ってたからこその復活だと思います。さあ、ぼちぼち高知競馬場へ行く準備をしましょうかね。高知優駿(黒潮ダービー)は高知7R、18:10発走です!☆井上オークスツイッターで、ダービー行脚のリアルタイムレポート更新中!