2004/11/20(土)01:17
セラピストの欲望
最近、エゴについてよく考える。
サイキック・マッサージの創始者であるサガプリヤの本、「マスターズ・タッチ」から少し引用したい。
サイキック・マッサージについて
「パートナーのチャクラにレゾナンス(瞑想性のスペース)がなかったとします。あなたがその事実を認めてあげるならば、そうすることで、この社会にあってはあなた以外にはほとんどだれも与える用意のない贈り物を、パートナーに与えることになります。自らを閉ざすことの自由、他人に応えないことの自由を与えるのです。こんなささいなエクササイズを通しても、あなたは自分の人格の一部が、相手にむりやりレゾナンスを持たせたがっているのに気づくかもしれません。
相手が自分に出会えるようになることを、あなたは求め、欲するのです。このとき、あなたが充分に注意深く、醒めていないかぎり、あなたはこの欲求を満たすための努力をしだすかもしれません。あなたは夢をみはじめるのです。そうなったら、相手ばかりか、あなたさえも、今ここから離れてしまいます。そうして面倒なことが起こります。
ですから、だれかにレゾナンスがなかったとしても、気持ちよく感じたまま、くつろいでいるすべを学ぶのはとても大事です。だれかのエネルギーが自分を満足させてくれるのを期待せずに、ただ自分自身に満足する、ひとりのままで満足するということです。あなたは完全にあなた自身の内面にとどまらなければなりません。あなたがあなた自身の周囲に生みだす雰囲気は、どんな意味でも、相手に変わることを迫るようなものであってはいけません。相手がどんな状態にいようが、それをあるがままに許すのです。相手の人は自由なのです。そして、人に変わることを迫らない、そのような雰囲気は、あなたがあなた自身に与える贈り物です。
ですから、相手の人がその人自身の自由を無駄にしたとしても、それはあなたの責任ではありません。また、相手の人がその人自身の自由を有益に使ったとしても、それはあなたの功績ではありません。」