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一昨日のこと、仕事の昼休み中に本屋さんで立ち読みをしていた。なんだか元気が出なかったので、気分の明るくなる本を見つけてちょっと目を通そうかと…
目についた文庫本のタイトルに「…子供達」とあり、作者が『血と骨』の人だった(名前をド忘れしてしまった)ので、バカなわたしは、だって元気になりたいんならそんなの手に取っちゃいけないのに!! とってしまったのだ。そしてパラパラと見てしまったのだ。 …幼児買春でボロボロになっていく、女の子の話だった。 自分の住んでいる地球上に、絶対にあってはいけないことが山のようにあって、その中でもなんて、なんてひどいことなんだろうと思った。しかもおそらく、日本人はその中で高いウェイトを占めているんだろう。 もうその瞬間から、頭にこびりついて離れない。 自分に何かできることはあるんだろうか。 そんな状況からすべての子供達を救い出すために、何か少しでも自分にやるべきことがあるんだろうか。 その小説(なのかノンフィクションなのかルポなのか、そこまで判断できる前に恐ろしくなって本を閉じてしまったのだが)のラストは、幼児買春問題に取り組んできた日本人が子供達を見捨てるところで終わるのだが、今の自分はそれと一緒なんだろうとわかっていても、結局毎日同じことの繰り返しなわけだ。 世の中は汚染されきった海のように邪悪なもので満ち満ちていて、自分はその海の中で、偶然重油事故にあわなかったり、海鳥のようにビニール袋を飲んでしまわなかったり、あるいは海岸に打ち上げられる不法投棄の冷蔵庫につまづかなかったりしているだけなんだろうと、思ったのだけど。 どうしたらいいのか。 何かしない限り、この文章もゴミでしかない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年10月16日 00時11分44秒
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