INTEGRATED TYPE-R

2007/11/11(日)18:10

ザウンド・オブ・サンダー

映画DVD鑑賞評価(70)

もっち~自分勝手評価 総合点:56点 HT点:★★★★☆ タイムトラベルにおいて、些細なことでも過去を変えてしまうと、未来(現代)に与える影響は計り知れない。とい考え方がありますが、まさにそれを描いた作品です。 舞台は、近未来の2055年。 タイムマシンがある以外は、現代とほとんど変わらない世界。 (っというか、近未来を作る予算が無かった?) ドラえもんのような気軽なタイムマシンが何処にでもあると言うわけではなく、世間に認知はされているものの、非常に大きな装置で、お金持ち相手にタイムトラベルの商売をしている企業にあるだけ。 タイムトラベルといっても、過去を一切変えてはいけない。未来のものを過去に残しては行けない。過去のものを未来に持ち帰っては行けない。 そのため、ガイドに連れられ、数分間だけ恐竜のいる時代に旅立ち、決められたゾーンで、数分後に噴火で死ぬ運命にある恐竜をハンターするといった内容の旅行です。 (そう考えると過去をメチャメチャにしているドラえもんって恐ろしい作品ですね^^;) しかしとある客が、誤って過去に"触れて"しまいます。そこからその影響で現代の世界が段階的に変化していき、話が本格的に進みます。 実はこの作品、100億円近い製作費を投じたSFスペクタル超大作。 しか~し。。。全てが安っぽいです。 近未来を歩く人々。。。。ブルーシートのCG合成がバレバレ。。。 変わってしまった現代で、人々に襲い掛かる独自に進化を遂げた生物など、ほんといCGです。 CGをあちらこちらで利用していますが、正直ファイナルファンタジーなどのゲームの方が良く出来ています。。。 また、CGだけでなく、セットも安いし、展開もまさにB級ホラー並の表現。。。 これが制作費100億なのか。と言いたくなる酷さです。 しかし、見終わってから知ったのですが、実はこの映画かなり事情有りの作品だったのです。 実は製作途中でプロダクションが倒産し、チェコでの撮影は水害で多大な被害をうけ、そのままお蔵入りになってもおかしくない映画を、なんとか少ない予算で完成にこぎつけたということなのです。 ただしそんなことは観客には関係ありません。 どんな事情があろうと、お客さんからお金を取る以上、つまらない映画ではいけないのですから。 またお金を掛けなければ、いい作品は出来ないということもない。 しかし、どうも表現の仕方がうまくないというか、面白みや迫力に欠けます。。。 また少ない予算に関係なく、突込みどころが沢山です。 例えば、過去を変えたら現在が変わる。 しかし変わるのは、大きく成長した植物、独自に進化を遂げた生物などで、ビルなどの建造物はそのまま。。。 ビルに植物が絡まっていますが、ビル事態存在しないのが正しいと思います。。。 廃墟と貸したビルがまた、B級ののフォラーっぽくも感じます。(しかもなぜか夜^^;) また当然、過去を直しに恐竜の時代にもう一度行くのですが、、、もっと手軽に問題をおこす人をタイムトラベルさせる直前に行けばいいのに。っとも感じます。 ま~それでも、はじめからストーリーが非常にわかりやすく、展開についていけるのはありがたいですね。 内容も、表現の仕方など面白みや、迫力に欠けますが、酷くつまらない映画ではありません。 期待せずに、暇つぶしにはいいと思いますよ。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る