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カテゴリ:社会ネタ
人柱行政という言葉を知っていますか?
人が犠牲にならないと行政が動かない。まさに日本の行政のことを意味している言葉です。 今ニュースでも騒がれているGW中に大阪で起きたジェットコースターの人身事故。 当然過失は遊園地側にありますが、この事故の発生を期に全国の遊園地へ一斉点検を促す行政。 本来なら定期的な点検結果を行政に提出するようにするのが理想でしょうが、今回の対応は、明らかに人が死なないと動かない行政の典型的なパターンです。 これだけではないですよね。 例えば長距離バスの規制緩和問題。 最近格安な長距離バスが目立ちますよね。東京-大阪3000円なんていうバスもあるようです。 あれって経営免許を持たなくても参入できるようになった為価格が激化して値下げしたのですが、運賃が安くなってもガス代などは変わりません。 そうなると原価を安くする手段は、バスの点検を少なく(やらない)か、過酷な労働条件で働かされる運転手の給与の削減になります。 結果、当然ですが、昨年長距離バスによる高速道路での死傷事故が起きました。 原因は運転手の過労(睡眠不足)による居眠り運転でした。 それを踏まえた行政は、長距離バスの労働基準を改めたのです。 似たような業種で運輸会社も同じもありましたよね。 薬害エイズなどでも同じですよね。タミフルもそうかも知れません。 よくよく考えれば、道路がいい例かも知れませんね。 死亡事後が増えたら信号をつける。横断歩道をつけるなど。。。 日本の行政は基本的に人柱行政です。 誰かが犠牲になるまでは気が付かない振りをする。誰かが犠牲になって世間体が悪くなったら考える。 先進国ならみんな同じでしょうか? しかたがないものなのでしょうか。。。 新しいもの、美味しいもの、安いものに関しては、消費者が自分の目で確認して利用するしかないのでしょうか。。。 しかしジェットコースターなんて注意しようがないですよね。。。 しかし、あのジェットコースターのメーカーは倒産しているんですってね。。。 そんなんで満足な保守は行えるのでしょうか。。。 ちなみに、富士急ハイランドのFUJIYAMAも同じメーカーのものですってね。 ま~今回の件は、メーカーが悪いのではなく、保守運用する側の問題ですけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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安全を遵守するために係るコストまでが、似非自由競争原理でコストダウンのターゲットになっているのが問題なのだと思います。
サービス残業なども良い例ですね。 サービス残業だって取り締まりを強化して、違反したら割に合わない罰則を科せばいいだけの話。そうすればワークシェアリングにもなって、フリーター対策もできると思うんですけどね。 形だけあるルールを守らないで見つかったら運が悪かった。 問題がおきてもお上にとばっちりが来ないように“だけ”ルールを変えて、相変わらず抜け道あり放題のザルのまま・・・・・ 結局はルールをどう運用するか?の問題なんだと思うんですけどね。阿吽でわかるはず・・・・という考えがそもそも間違っているように思います。 (2007/05/08 12:21:29 PM)
しぇるぽ911さん
世の中行政までがばれなければ何をしてもいい状態に近いですからね。。。 しぇるぽ911さんの敵対的買収の話ではないですが、もう日本に信用といった言葉はないのかもしれませんね。 やはり個人が自分自身で見極める時代になったのですね。 (2007/05/08 11:01:34 PM) |