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対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース

対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース

推敲添削前雑記帳WEBバックアップ

小生の詠みし駄歌の寄せ集めです。
ついっ短歌 [ハッシュタグ #jtanka #tanka] の繁栄を細々と祈って居ります。



2010年1月24日

レスポール抱えて歌う午前二時誰に聞かせることもなければ

小さな手ヒヤリと喉を締め付ける君の冷たい目が僕を射る

我が友の声なき声を漏れ聞けば我も眠るを得べからざりけり

君が今誰かに抱かれていることを思い朝までまんじりともせず

俺のようなコミュニケーション不全者にも鳥の囀りだけは優しい



1月25日

死にたしと常より人に告げたれど未だに死にてみたことはなし

今までの後悔すべて投げ捨てて国外行きの片道切符

人様に迷惑かけたと後で思い至るほど死にたきはなし



1月26日

永らえることに意味などないけれど断つにも意味を見出せずにいる

君の顔見るのは僕の唯一の生きる糧であり死にたい理由

夜を徹し無為に過ごして朝六時紫の空後悔の波

あえないと無性にあいたく想うけどあっても顔さえ見られずにいる

スカートの奥のストッキングの奥の白き布にはふみもみぬ夢



1/27
独りきり小舟に乗ってクドリャフカ果てまで等速直線運動

我もまた棺に入りゆきたし宇宙(そら)を等速直線運動

あの時の気持ちと重ねてしまうから快晴なんて大っ嫌い

報われることを望みはせぬけれど想いは消えず寧ろ色濃く



1/28
我が想ひやぶれぬるを知れ雲一つなき冬空を描きし人よ [answer for 天気職人]

現には叶はぬ恋と知りつつも夢の中さへ及ばざりけり [respect for K]

飲まざらば現がここにきたるべしつまみ作りて夜襲に備えん

飲まざれば現がここに来たりけり我が身炬燵に隠しけれども

おのずからかき消えしかどかのつまみ我が身を現より守りたり

寒いから体育座りをしていたら理由はないけど悲しくなった

AnyoneじゃなくてSomeoneなのであり究極的にはThe Oneを求む



1/29
チューナーが見つからない夜この想い狂った音を虚空に放つ

失ふは在らずと想いを告げしかど何か失ひぬ心地こそすれ



1/30
酩酊すれど酩酊すれど我が心楽にならざりぐっと飲み干す [respect for 啄木]

眠れない駄目なクラスタタイムライン僕たちだけの夜のひだまり



2月1日
死にたいと言い永らえる恥さらし孤独が少し身にしみただけ

想へども報われることなかりしかばぱんつ被りて炬燵潜らむ

ルーシーはダイヤをつけて空の上今僕を見てこんにちはって! [respect for The Beatles]



2月2日
わけのないこの遣る瀬無さを仮託する言葉がないから歌を歌おう

世の中は予定通りにならぬもの月の満ち欠け周期を除けば



2月3日
パーカーの紐に生きがいを見つる猫我が衣手は唾に濡れつつ

いざ行かむ今こそ立ため炬燵よりあとひと度のアラーム鳴らば



2月4日
電気消しテレビも消した静寂よPCによる猫こそ愛でめ

夜更け過ぎ雨より変わりし積雪は片付けるのに半日がかり

目覚ましに起こされ炬燵で思い出す僕じゃ駄目なのだということを



2月5日
君にあひ話さまほしと焦がれども正視叶はず吃り狼狽(うろた)ふ



2月6日
目覚ましに起こされ炬燵で思い出す僕じゃ駄目なのだということを



2月8日
開けし珈琲牛乳パックな入れそ我が鞄はカカオに濡れつつ



2月10日
開けし珈琲牛乳パックな入れそ我が鞄はカカオに濡れつつ



2月12日
つい昨日賑やかだった形跡の残る自室で一人手酌

お互いにふぁぼりふぁぼられ傷口を舐め合う非リアクラスタの温床







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