2007中国杭州・紹興

8月3日

朝8時20分に成田空港集合でした。
出発の2時間前です。

今年はEチケットなので、パスポートを見せて
自分たちで事前にチェックインしておくようにとのこと。
昨年はみんな一度にチェックインしようとして
飛行機を遅らせた前科がありますからね(笑)


ということで、たまたま同じ成田エクスプレスに乗った3組の親子が
並んで一緒にチェックインしようとしたら・・・。



私は3組の最後に並んだので、どういういきさつかわからなかったのですが
最初の組が預けるスーツケースに「刀」が入っていると申告したらしいです。
で、その組はスーツケースを開けて見せることになっていました。

ひぇ~~びっくり!
取り上げられたら試合に出られないじゃん!

なのに次の組も「あ、それじゃわたしたちも」って自己申告して
バッグを開けて見せ始めました。

しかし、武器ですから(笑)しかも鉄だし(笑)
簡単には預かってもらえません。
ふた組もそんなお客さんがいたので、並んだ窓口はそこでいったんクローズ。
私と日菜子だけ取り残されてしまいました・・・・。

ちなみにジュラルミンはすんなり通れるみたいです。
でも中国の試合で使う武器は鉄なのです。



私と日菜子は係りのおじさんから、そこで待っているように言われて、
ず~~~~っと待つことになってしまいました。
後ろに並んだほかのお客さんは別の窓口に行けるのですが
私は一緒のグループなのでそのままそこで待つことに。


ところが、そのふた組は女性係員数人に税関に連れて行かれてしまいました!

いや~~ん、こんなところに取り残されて、私たちどうすればいいの~~~~。
待っても待ってもず~~~と帰ってこないし~~~~(泣)


ずいぶん待ったあげく
「ここで待っていて」と言ったおじさんが、そのうちその場からいなくなり
他の係りの人が見計らったように
「こちらでどうぞ~」って言ってくれて
そのまま私達の荷物を預かってくれました。

私のスーツケース、水がいっぱい入ってるせいで30キロもありました!
無料で預かってくれるのは20キロまでなんだそうです。
娘と二人分の荷物なので「今回だけ」ってことで預かってくれました・・・ラッキー♪


荷物を無事に預けたあと、そんなところで待っていても仕方ないので集合場所に行きましたが
前のふた組はまだ帰っていませんでした。
集まっている人に電話は入れていたものの、私たちも老師から心配されていました。
遅れてすみません~~。


ふた組の子供たちは集まっていたけど、
税関の係員がなかなか来ないのでいつ開放されるかわからない、って
途中で親のほうが伝えに来たので
老師を残し、荷物を預けられた組だけ先に中に入ってしまいました。


で、搭乗口まで行ったら今度は航空会社のカウンターの方から「○○さんはいらっしゃいますか」と
老師の所在を聞かれてしまいました。

老師の預けたスーツケースにも、当然のように剣が入っていて(苦笑)
一応中身のチェックをしなくてはいけなかったようです。

でも老師とその人たちがいらしたのは出発ギリギリ。
老師はず~~っと待っていましたからね。

ほんとにギリギリでちょっと焦りましたけど
無事にあずけられてよかったです。


で、結局そのふた組ですが、やっと現われた税務官に
「持ち出しても、帰国のとき持ち込めないかもしれませんよ~」と言われただけだったそう。
どういう基準なんだか・・・・。


税関で長~~~いこと待たされている間に、係りの方となぜだか立場が逆転してしまい
「飛行機に間に合わなくて乗れなかったらどうするんですか!刀を持って行けないで試合に出られなかったらどうするんですか!」と
ふた組は逆切れ状態だったそうで(笑)
航空会社の係員さんが平身低頭だったそうです。
こっちが悪いんですけど~~。


ということで、剣、刀、棍など武器満載の飛行機は
出発時刻をずいぶん過ぎてなんとか杭州に向かったのでありました。
今年も出発が遅れたのは、もしかして私達のせい???

     
    *********


杭州に無事到着し、ホテルに荷物を置いたあとは
夕方から1時間ほど会場のコートの上で練習です。

昨年同様、このときにはクーラーはつけていないし
照明も最小限にしているので暗くて写真が撮れませんでした。

連日40度という気温の中、クーラーなしの体育館で運動するんですから
ちょっと動いただけで汗だらけです。



行って驚いたのは、まだ大会の準備中だというのに
体育館の入り口や通路はゴミの山!
当然ゴミを捨てるのは、大会関係者しかいないはず(笑)
おいおい・・・。

中国ではゴミをポイ捨てすることが当たり前なようです。
ゴミを捨てる場所を一箇所にするとか、
そういうことは一切無いからどこでもゴミだらけです。



さて、夜の食事のとき先発隊と合流しての食事だったのですが
先発隊、色々あったらしいです。


成田発のとき、集合場所を間違ってなかなか集まれなかったり
講習を受けるお金が足りなくて集金したり
夜は外出禁止だったり。


L老師、Y老師が到着してほっとされたようです。
ご自身の試験も終わったところですし、穏やかな表情でした。


でも、試験は実技だけでなく論文のようなものもあったので
前日は徹夜で勉強したのだそうです。
試験問題も、全員が同じ問題ではなくて
問題の山の中から2枚自分で選ぶのだそう。
そうとう難しいんでしょうね。

実技のほうは、(あとで試験官から)受けた人の中で一番上手だったと言って貰えた、と
おっしゃっていました。
見たかったなぁ。。。。


日本人は段位試験は受けられないので
講習をうけ、一応最後に講習終了の試験があったそうです。


ところで老師が徹夜で勉強していた早朝、
例の困ったさんがアイロンを借りに行ったんだそう。
とても怖い表情だったとか。
試合前ならともかく、一番緊張するそんなときに借りに行くなよ~って感じですね。








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