■日本型リーダシップ
■この人に頼まれたら、いやとは言えない。徹夜してでもプロジェクトをやり遂げたい。人間的魅力に引き込まれれる。心を許すことができる。■これは、上司と部下の関係が師弟関係にあったり、リーダが大将のような魅力を持ったりしているという状態だと思う。■最近は恐怖感を持たせることによってリーダシップを維持したり、利益誘導で部下をコントロールしたりするというのが見られる。これは一時的、消極的なものである。何らかのことで支配システムが崩れたり、上司の衣がはがされた時には一気にリーダシップは崩壊する。つまり虚構の支配関係にある。■私は、これが嫌い。この状態に支配される組織には属したくない。■皆、お客様に目を向けるのではなく、社内営業で、戦々恐々として顔色を見る。そして告げ口、愚痴、足の引っ張り合いが横行したりする。■そうなる原因の多くは、社長の物に対する考え方、人格に由来することが多い。つまり会社の体制の99%は社長によって決まるものだから。■一番組織の状態が良い時の思い出がある。何をやっても楽しいし、やることがほとんど成功する。失敗しても、「俺が悪かった」というと、「あなたのせいではありません。私たちの判断も甘かったし、行動力が100%ではなかった」という、傷口をなめ合うようなレベルの慰め合いでなく、次のプロジェクトの活力にしようという反省会になる。■これが悪いパターンになると、あなたのせいです。(社長にご注進・・告げ口)噂話、ゴシップ、果てはスキャンダル・・・■楽しい時は何をやっても楽しいし、チームでばか騒ぎをすることもある。たとえば ,分譲地の最後の一区画が契約となり、完売。これは儀式である。コーラで乾杯して、看板を引き倒す。ベルリンの壁の崩壊のように・・・■つまり、これは祭りである。最近の村祭りはお義理で参加が多いようだが、日本古来の祭りは「ハレ」の行事。無礼講で楽しむ。ストレスの解消になる。高岡市伏木地区の「けんかやま」山と山をぶつけ合う。これだけが楽しみに生きている住民がいるほど。郡上八幡の郡上踊り。私も参加したことがあるが、観光客まで熱気を持って夜どうし踊り狂う。みなお友達・・・■だから、日本的なリーダシップ+祭りのある組織が楽しいのだろう。ただし昨今は会社全体での行事は楽しくない。なぜなら北朝鮮のイベントのようだから。羽目を外すと「無礼講、明日の朝は無礼者」になったりするから・・・■水曜日から仕事を再開する。今回の休業は短くしたい。そして小さな「儀式」を企画している。仕事は楽しく。わくわく感で・・・スウィングを聞く感じ、ビートルズを聞くノリで仕事をしたい。