あの、ゆるやかな日々

2014/05/25(日)17:10

なんかおかしくないか?

ということで、ポールの公演がすべて中止になり、失意の時を過ごしている。まあ、ポールは順調に回復しているらしいのでなによりだが、どうも主催者側の対応が納得できない。 まず、16日にポールが体調を崩し、今に至るまで入院加療していることからも明らかだが、1日や2日でポールがステージに上がれる状態でなかったことは十分その時にも予想されたはずだ。 私が18日の公演のチケットを持って国立競技場に向かい、開場時間の3時半から並び始めたとき、スタッフは「少々お待ちください」しか言わなかった。そして前日、公演の延期を知らせるラインのメッセージが配信された4時6分を過ぎ、「ああ、今日はやっぱりコンサートはあるんだな」と少し安心し、「それにしても一体何を待っているんだ」と思った矢先、4時30分に中止のアナウンス…。 普通に考えて、71歳の男性が体調を崩せば、そんなにすぐに回復しないことは容易に想像できる。おそらく、18日の朝にはもうステージに上がれる状態でなかったことは判断できていたはずだ。一体、なんで中止の決定を遅らせた、または決定はしていたにもかかわらずアナウンスを遅らせたのか。遠くから交通費をかけてきている人たちのこと考えたのだろうか。それとも、本当にポールの体調が、あと数時間のちには回復してコンサートができるかもしれない、という状態だったのだろうか。いや、それはありえない。それならばすべての公演を中止して未だに入院中などということにはなっていないだろう。4時半に中止を発表するなら、もっと早く12時ごろには発表すべきだったと思う。ぎりぎりまで発表しなかったのは、会場に客を集めて、せめてグッズ販売だけでも行いたいという主催者側の思惑が透けて見える。そんな姑息なことを考えなくても、「ポールの公演は中止ですが、会場でグッズ販売は行っています」と言ってくれれば素直に、「ああ、そうか、公演中止は残念だけどせめてグッズでも買ってくるか」ということになるだろうし、何万円も交通費をかけ、場合によっては宿泊費までかけて東京に来ようとしていた人は上京を断念するという決断もできたかもしれない。 会場でのグッズ販売所への誘導がちょっと不親切だったのも残念。途中途中に立っている学生風のスタッフは日本人ではないようで、ちょっと日本語が不自然だった。 そして、払い戻し。購入した店で払い戻しを、と、ぴあからメールが入っていたので、自宅近くのセブンイレブンに行ったら、高額のために払い戻しができないという。たしかに、メールにも、店頭では払い戻しができない場合もある、とは書いてあったが、どうも納得できない。今回のチケットには手数料として2364円も余計に払っている(消費税も含まれていると思うが)。そんなに手数料を取っていて、いざ払い戻しの時は高額のためできないとはいったいどういう了見か。なんのための発券業務か。ということもとりあえずカウンターで滔々と話したが、セブンイレブンの人ではらちが明かないこともわかったのでそれ以上は言わず店を出た。 と、体調不良による中止はしかたないにしても、どうも対応に疑問の残るポールの日本公演だった。

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