Inter Planet

フランスにあって、日本にない習慣としてすぐに思いつくのがビズではないかと思います。

私が初めてビズを経験したのは、前彼仏人に会うために初めてフランスに行ったときです。彼の家族や友人に会うたびにビズをしました。それまで、アメリカにいるときにハグなどの挨拶はしたことがありましたが、ビズは初体験でした。毎回、どうしたらよいものかと思い悩んでしました。

今ではすっかりビズにも慣れた私。元々スキンシップ大好き人間なので、ビズに慣れるのも早かったです。今では自分から積極的にビズしにいきます（笑）。彼の友人も、「Judyも随分ビズに慣れたね。初めてJudyとビズしたときに、あまりにもぎこちなくておかしかった」と言われたくらいです。

最近では、日本人同士のビズも抵抗がなくなってきました。日本人同士でビズをする光景を見て、彼や彼の友人たちは驚いていました。「日本人同士でもするんだね。日本人はもっとシャイかと思ってた」と。

普通、ビズは頬をくっつけてするのが主流ですが、子供はほっぺたにぶちゅ～としてくれます。彼の甥っ子も、彼の友人の子供も毎回そんな感じです。とってもかわいらしいなと毎回感じてしまいます。

ビズというのは、自分と相手の関係を測る尺度にもなっているなと感じます。
初めて彼の実家に行ったときに、彼パパは私にビズしてくれませんでした。彼ママはしてくれましたが、パパは握手のみ。
実家には3日ほど滞在したのですが、帰るときには4回もビズしてくれました。実際、彼パパは私がどんな人か分からなくて少し警戒していたようなのです。それも仕方ないとは思うのですが。なんせ、フランスのど真ん中の田舎で、アジア人もいないような所にずっと住んでいるんですから。

他には、彼の友人のご両親と会った時に、お父さんの方は最初は握手で、帰るときはビズしてくれたのですが、お母さんの方は帰るときも握手のみでした。そんな時は少し寂しく感じてしまいますが、初対面なのでしょうがないなと思うことにしています。

私はビズとというのは、相手との距離を縮めるよい習慣だなと思います。私がフランスでいいな～と感じる数少ない習慣ですね（笑）。