何故そんなに批判されるのか分からない
「恐怖を感じた」 三重県議会 吉田紋華議員(27)に殺害予告メール 8000件超え 送信は同じアドレスから1分おきに 警察は被害届を受理三重県議会議員の吉田紋華議員に対する殺害予告メールが、三重県議会事務局に8000件以上届いていることが分かりました。吉田議員は警察に被害届を提出し受理されたということです。三重県議会事務局や吉田議員によりますと、3月28日の午後8時ごろ、三重県議会事務局の総務課と企画総務課に「いい歳して非常用ナプキンを持ち歩かない吉田あやか議員を殺害します」という件名のメールが届いたということです。メールは同じアドレスから1分おきに送信されていて、きょう午後4時までに8000件を超えたということです。きょう会見を開いた吉田県議は「恐怖を感じた」などとしたうえで、今回のメールは、3月25日に投稿した市役所内での生理用ナプキンの設置などに関するSNSの投稿が発端とみられると説明しました。吉田議員は警察に被害届を提出し受理されたということです。---殺害予告メール8000通というのは常軌を逸している、というレベルですらなく、れっきとした犯罪です。で、そもそもこの議員が何故批判されているのか、私にはさっぱり分からないのです。元々問題となったXへの投稿は以下のようなものです。---吉田あやか🪷三重県議会日本共産党今日いきなり生理になって困った。用があって寄った津市役所のトイレにはナプキンは残念ながら配置されてなかった。家に帰るまでちゃんと対処できなかった。27歳でもこんなこと起こります。トイレットペーパーみたいに、生理用ナプキンをどこでも置いてほしい。---何か問題のある投稿ですか?わたしは男だから分からない世界ですが、トイレに生理用品を置いてほしいという要望が批判される意味が分かりません。もちろん、その要求が通るかどうかは分かりません。予算的に無理なら仕方がないし、何が何でもとは言いません。でも、現時点での可能不可能は措いて、不当な要求、おかしな要求とはまったく思えないのです。そもそも文面自体も強圧的に要求しているような内容ではまったくありませんし。それを、寄ってたかって「要求すること自体がけしからん」みたいな批判は、私には異常としか思えません。昔を思えば、私が高校生の頃、都営地下鉄のトイレにはティッシュペーパーがありませんでした。代わりに、トイレの入口にはトイレットペーパーの自動販売機がありました。その時代、「都営地下鉄のトイレにもティッシュペーパーを備え付けて」と要望したら、それも批判の対象になったんでしょうか。もちろん、当時都営地下鉄駅のトイレにティッシュペーパーがなかったことには、それなりのやむをえない事情はあったんだと思います。予算の制約でしょうか。しかし、今は当然都営地下鉄のトイレにもティッシュペーパーはあります。当然、トイレにティッシュペーパーくらい置いてほしい、という意見はあったんだと思います。それがなかったら、あるいは「ティッシュペーパーをトイレに置いて」という意見を言うことすら批判の対象になっていたら、今も都営地下鉄のトイレにはティッシュペーパーはなかったんじゃないですかね。要望は、口に出して言わなければかなうことはありません。もちろん、口に出して言っても、今すぐ実現するとは限りません。それは仕方がない。でも、時代が変われば実現するものもある。言わなければいくら待っても実現はしません。まあ、共産党の議員だから、それでくじけた黙ってしまう、なんてことはないでしょうけど、世間一般の人、まして女性だったら多くが黙ってしまうでしょうね。そうやって、求める声を上げること自体を「けしからん」と圧殺するような風潮の先に、明るい未来があるとは、まったく思えません。