|
カテゴリ:食の安全
http://www.asahi.com/special/071031/TKY200810240301.html
カップめんから防虫成分検出22件 「移り香」可能性も 神奈川県内でカップめんから防虫剤成分が検出された問題で、これ以外にも24日までに全国で販売された複数のカップめんから防虫剤成分が検出されていたことがわかった。重大な被害報告は出ていない。メーカーの日清食品は、防虫剤のそばで保存すると成分が移るという実験結果もあると説明している。 (以下略) ------------------------ 私はサンポーニャとケーナという笛を吹いていますが、サンポーニャはよく虫が湧く楽器です(ケーナはそんなことはないですが)。 底の塞がった肉厚の薄い葦の奥は、虫にとって居心地の良い生息場所なんでしょうか。毎年夏なると湧く。楽器ケースの中で、急に粉のように細かい竹のおがくずが指に付くので、すぐにそれと分かります。 それで、虫が湧くたびに、サンポーニャをビニール袋に入れて、ネオパラエースとかパラゾールとかを投げ込んで口を縛って、数日間放置しておくのです。そうすると、虫はほぼ死滅します。 で、私は一度、そうやって防虫剤漬けにしておいたサンポーニャを、ビニール袋から出したその場で吹いてみたことがあります。そうしたら、喉をやられました。扁桃腺が腫れて、風邪と同じ症状です。なるほど、防虫剤は人間にも良くないんだなと痛感しました。 ただ、ビニール袋の中にサンポーニャと防虫剤を密閉して保管してもその程度なのに、カップヌードルと防虫剤を同じ場所に保管しているというだけで (カップヌードルは、当然紙蓋が貼られ、その上にフィルムが被せてある状態ですよね)、入院するほどの事態になるとは、とても信じられません。それだったら、防虫剤の臭いの残る衣服を着て体調を崩す人が一杯いるはずですし。 「防虫剤のにおいがある」という程度のことは、移り香が原因かも知れないけれど、入院騒ぎの原因は違うんじゃないかなあ。 ※ところで、そこまでやってもサンポーニャに付いた虫を完全に根絶することはできませんでした。大半は死滅するのですが、わずかに生き残っているものがいるのでしょう、翌年か翌々年の夏には再び虫が湧くのです。 その後、あるプロの演奏家から完全な対処法を教えていただきました。やり方はとても単純かつ安全。サンポーニャを冷凍庫に入れてしまうのです。なるほど、虫が「ボリビア直輸入」の熱帯産だとすれば、マイナス10度以下の気温は耐えられないだろうなあ。さっそく1週間冷凍保存してみました。そうしたら効き目抜群。その後もう4~5年経っていますが、以後虫が湧いたことはありません。 いずれにしても、潔癖性の人にはとても吹けない笛です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[食の安全] カテゴリの最新記事
|