inti-solのブログ

2016/11/19(土)09:54

コンピュータ対人間

PC・通信・IT関係(108)

http://mainichi.jp/enta/shougi/news/20101012dde041040088000c.html 将棋:コンピューターソフト、女流王将破る 開発35年、進歩示す 四つのコンピューター将棋ソフトを組み合わせたシステム「あから2010」と清水市代女流王将(41)の特別対局が11日、東京都文京区の東京大工学部で行われ、「あから」が勝った。将棋ソフトが女流将棋界の第一人者を破り、その進歩を改めて示した。 情報処理学会が日本将棋連盟にもちかけて実現。「あから」は仏教用語で10の224乗のことで、将棋で可能な全局面数に近いという。将棋ソフト「激指」「GPS将棋」「ボナンザ」「YSS」が多数決で指し手を決めるシステムだ。 持ち時間は各3時間。「あから」は角交換を誘って振り飛車にした。清水女流王将が途中で疑問手を指してしまい、86手で「あから」が勝利を収めた。(以下略) ------------------- 私は将棋は全然ダメな人間ですが、弟がかなり将棋が強いので、この話は注目していました。どうも中盤までは清水市代が優勢だったようですが、持ち時間を使い果たして逆転されてしまったようです。 将棋の世界では女流と男性棋士の実力差は非常に大きいそうなので、そこから考えると、現段階では男性のトッププロ(羽生善治とか)とはまだ実力差がありそうです。もっとも、コンピューター将棋は急激に進歩しているのに対して、人間の能力は、そう変わりませんから、5年後はどうだか分かりませんけれどね。すでにチェスの世界では1997年に世界チャンピオンがコンピュータに負け、今では人間はコンピュータにまったく歯が立たないようです。逆に囲碁はまだコンピュータと人間に相当の実力差があるようです。 ところで、最近は、コンピュータ(というよりロボット)が音楽も奏でます。 たとえばバイオリン http://www.youtube.com/watch?v=EzjkBwZtxp4 そしてフルート http://www.youtube.com/watch?v=jx8U1FgILCE フルートの方は、ひょっとしたら以前に紹介したことがあったかも知れません。(そんな気がするのですが、過去の記事を発見できません) ま、一見して、生身の音楽家とは、まだかなり実力差があるかなと思いました。 バイオリンの方は、よく見ると指でビブラートをかけていて、なかなか芸が細かい。でも、ハイポジションをまったく使っていないんですね。多分、手の位置を滑らせると、楽器を保持できないんだろうなと思います。人型の外観を諦めて、ロボットではなく「演奏装置」なら、もっと演奏能力のあるものが作れそうです。(多分、すでにあるんじゃないかと思います。ピアノやギターなら演奏装置があったはずですから) 一方フルートの方は・・・・・・・ 指回りは凄い、こんな難曲を苦もなくすらすらと吹いている、さすがに機械の力恐るべし、です。でも、演奏をトータルで見ると、人間の鑑賞に耐えるレベルではない。ビブラートがかかっていないし、タンギングもない、音もスカスカとあまり美しい音色ではなく、キータッチのカタカタ音がやたらと大きい。 というわけで、演奏に関しては、まだまだロボットたちは人間の足下にも及ばない状況みたいです。ただ、本物の楽器ではなくMIDI音源によるシンセサイザーでは、本物の楽器そっくりの音を出すことは出来ますけれど。

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