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2016.09.17
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カテゴリ:食の安全
豊洲市場 地下水に微量のヒ素・六価クロム 環境基準下回る
豊洲市場の土壌の汚染対策をめぐる問題で、東京都は、盛り土が行われていなかった市場の建物の地下にたまった水について調査した結果を発表しました。検査項目とした7種類の有害物質のうち、ベンゼンやシアンなど5種類は検出されなかった一方で、環境基準を下回る微量のヒ素と六価クロムが含まれていたことがわかりました。
豊洲市場の土壌汚染対策をめぐっては、東京都が専門家の提言に反して建物の地下には盛り土をしていなかったことが明らかになり、主要な建物の地下に設けられた空洞には水がたまっています。
東京都は今月13日に水を採取し、豊洲市場で過去に検出された有害物質を検査項目として成分を調べた結果を17日、発表しました。
それによりますと、検査項目とした7種類の有害物質のうち、ベンゼンやシアン化合物、鉛、水銀、それにカドミウムの5種類は検出されませんでした。
一方で、環境基準を下回り、基準の1割から3割程度の微量のヒ素と六価クロムが含まれていたことがわかりました。
この結果について、都の担当者は「結果については問題ないと考えている。ただ、今後開かれる専門家会議で指摘などを受ければ、追加の調査を検討する」と話しています。(以下略)

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豊洲という土地柄自体は、高級マンションの林立し、多くの人が住んでいる場所であり、「豊洲が」危険というわけではないことに注意が必要です。多くのマンションや商業施設が林立している地域と、新市場は少し離れた場所です。地図で確認する限り、豊洲新市場は「ゆりかもめ」で豊洲駅から2駅、1km以上離れています。この場所は、元々東京ガスの工場跡地だったとのことで(そういえば、入ったことはないけれど、近くにガスの科学館という施設もある)、その当時の汚染物質が土壌中に残っていることが問題となっているわけです。

私は、先の都知事選では小池知事には票を投じなかったし、彼女の政治的立ち位置にも賛同はしかねますが、これまで、いわば既成事実化でなあなあに進行してきた、豊洲新市場をめぐる深刻な問題を大きくクローズアップさせた功績は、認めざるを得ないだろうと思います。
引用記事によると、地下に溜まっていた水に含まれる有害物質は環境基準を下回るとか。しかし、だから問題ない、とはいえないように私は思います。そもそも、それがどういう水であるにしても、オープン前の新築の時点で地下に水が溜まっている建物ってどうなの?と思います。まともな状態ではないでしょう。たとえば新築のマンションを買うとして、「地下室には水が溜まっています、でも危険な水ではありません、居室も上階だから問題ないでしょう」と言われて、買う気になるでしょうか。
そして、その水には微量ながら有害物質が含まれている。「有害だが微量(環境基準以下)」と見るか、「微量だが有害」と見るかは見解が分かれるかもしれません。しかしそもそも、最初から汚染された水が流入してきた可能性はどう考えても低く、土壌が汚染されているために、そこに流れ込んできた水が汚染されたと考えるほうが自然です。とすると、汚染源である地下の土壌汚染はどの程度か、ということも懸念されます。

それに、ことは食に関わる問題です。人々の口に入るものについては、それ以外のものよりも多くの人が敏感になるものです。
このコップには便を入れました。捨てて、洗剤でよく洗いました、もう清潔ですから飲み物をいれました、さあ飲んでください、と言われても、もう平常心では飲めない人が多いでしょう。緊急時、飢餓の時代なら別ですが、平時にお金を払ってそんなものを飲みたい人は、そう多くはありません。
正直なところを言うと、私自身は、そういうのに対してどちらかというと無頓着なほう(原発には反対ですが、ごくわずかの放射能を極度には気にしません)なのですが、それもあくまでも程度問題だし、選択肢があるなら、わざわざ積極的に汚染されている(かも知れない)方は選びません。

他にどうしても場所がないならともかく、豊洲の東京ガス工場跡でなければならない必然性もよく分かりません。(もちろん、今となっては「もう建設してしまった」という既成事実が最大の必然性なのでしょうが)
いずれにしても、食に関わる問題で、「口に入れて大丈夫かなあ」という印象を与えてしまったことは、商業施設としてはもはや致命的と考えざるを得ません。ここまでに投じられてきた費用をどうするのか、という問題はありますが、もはや移転は凍結するしかないのかも知れません。





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最終更新日  2016.09.19 21:14:07
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