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テーマ:政治について(19769)
カテゴリ:政治
渡辺美樹議員「週休7日幸せか」発言、過労死遺族に謝罪
自民党の渡辺美樹参院議員が13日の参院予算委員会の公聴会で、公述人として意見を述べた過労死遺族を前に「お話を聞いていると、週休7日が人間にとって幸せなのかと聞こえる」と発言、反発して発言の撤回を求めた遺族側に渡辺氏は16日、「傷つけることになり申し訳ありませんでした」と謝罪した。 公述人を務めたのは、小児科医だった夫を過労自殺で亡くした、東京過労死を考える家族の会代表の中原のり子さん。高収入の一部専門職を労働時間規制から外す「高度プロフェッショナル制度」の話の中で、中原さんは制度の導入に反対する意見を述べた。質問に立った渡辺氏は「働くことが悪いことであるかのように聞こえる」とも発言した。 中原さんらは16日、「過労死遺族に対して無理解な発言だ」として、渡辺氏に発言の撤回を要求。渡辺氏は「過労死をなくしたい気持ちは同じ」と語り、謝罪したという。 渡辺氏が創業した居酒屋チェーン「和民」では2008年、女性社員が過労自殺している。 --- すでに各方面から批判を浴びて謝罪に追い込まれているものの、何故か発言の撤回はできない、という不思議な言い分です。 渡邉美樹が和民のワンマン経営者だった間は、彼がどんな極論を言おうが、社内的にそれを公然と批判する人などいなかったでしょう。しかし、政治家となってしまった今は、そうは行きません。暴言を吐けば社会的批判を浴びる、社長と違って、任期と選挙というものがあり、どれだけ非難を浴びても居座り続ける、というのは難しい(非難を浴び続けても当選を重ねる議員もいますけど、少なくとも渡邉はその域ではない)、そういった経営者と政治家の立場の違いを未だ認識し得ないから、こういう発言が出てくるのでしょう。 まあ、しかし、問題の本質は、このような人物を、よりによって過労死遺族の意見陳述に対する質問者に選ぶ自民党の態度にある、と言わざるをえません。いや、遡ればそもそもこのような人物を公認候補として擁立したこと自体も問題ですけど。 渡邉が、これまで散々「休日も休憩も関係なく、休みなく働け」的な長時間労働賛美の発言を繰り返してきたことは周知の事実です。発言を謝罪した今だって、腹の中で考えていることは変わっちゃいないでしょう。腹の中で考えていることを取締る法はないので、それは仕方がないですけど。 そのような人物を、あえて過労死の問題を訴える意見陳述人に対する質問者としてぶつけるのは、どういうことか。参議院の自民党に、議員は他にも大勢いるのに。 つまり、自民党は長時間労働の問題について、働き方改革だ何だと表向きは色々言っていても、本音の部分では渡邉同様に「長時間労働なにが悪い」程度にしか考えていないのだろう、ということです。実際問題として、そういった価値観の議員は多いのだろうなと思います。自民党ではないけれど、維新のトラブルメーカー足立議員が、元秘書から残業手当を請求されて「払わない」と居直った騒ぎも、少し前にありました。 こういう永田町の「常識」で高度プロフェッショナル制度をとおされたら、働く人にとってはたまったものではありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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いろんなサイトでも、渡邉より質問させた自民党のほうが問題だという指摘は多いですね。彼が立候補した時ですら、相当な批判がありましたし、事実当選したとはいえかなり下のほうで、私は勝手に、渡邉の出馬で自民党は票を減らしたのではないかと考えていますが、自民党の本音があまりにわかりやすくうんざりします。糊塗する姿勢すらないですね。
それで、渡邉の議員としての活動がそれなりに話題になったのは、これがたぶん初めてでしょうね。次の19年の選挙で彼は出馬するのか。あんまり議員としてやる気もないので、自民党から拒否されるか自分から引き下がる可能性もありそうですね。彼のHPなどを見ても、政治活動に熱心には見えません。 //www.watanabemiki.net/ (2018.03.21 12:55:40)
支持率下落が大きく報道されていますが、朝日のアンケートでは
働き方改革 28vs61 で期待しないが多数 高プロ 22vs48 で反対多数 でしたね。 労働組合がしっかりしていれば、過労死なんてありえないでしょう。 働く人も、駄目なら逃げることです。 羊たちの沈黙は駄目です。 女性が働きやすいと言われている某大手証券会社も、同期の半分は退職です。 (2018.03.21 13:41:08)
Bill McCrearyさん
>渡邉より質問させた自民党のほうが問題だという指摘は多いですね。彼が立候補した時ですら、相当な批判がありました まあ、どっちも問題なのですが、そもそも渡邉がそういう人物であることは最初から分かりきっていたことですからね。 確かに、渡邉は政治家として何か実績があるかというと、何も思い浮かびません。こういう方向性の実績を作られても困りますけどね。主張に対する批判は抜きに考えても、議員になどなってしまったことは渡邊自身にとって失敗だったのではないか、と思えます。 maki5417 さん この状況なら、高度プロフェッショナル制度も断念に追い込めるんじゃないか、と期待しています。 >働く人も、駄目なら逃げることです。 もちろん、死ぬくらいならそうすべきだと私も思います。しかし、現実にはその状況に置かれてしまうと、逃げるという選択肢を取れなくなってしまう場合が多い、というのは、多くの人が指摘しているところです。 (2018.03.21 21:59:41) |