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テーマ:ニュース(100718)
カテゴリ:食の安全
「レトルトを温めたお湯でコーヒー」に驚き メーカーは「禁止」
「他人の常識は自分にとっての非常識」ということは、人付き合いをしていればよくあることだ。12月19日のはてな匿名ダイアリーでは、「レトルト食品を温めたお湯」という投稿が寄せられた。投稿者は友達の家に行ってレトルトカレーを食べようとした際、レトルトカレーを温めたお湯でコーヒーを淹れた友達に驚かされたという。 投稿者が「いま、このお湯でカレー温めてなかった?」と聞くと、友達は「そうだよ」とさも当然のように答えたそうだ。 「そんなに普通に応えられちゃうと、俺が間違えてるみたいだから、それ以上は言わなかったよ」 と追求は避けたが、違和感は消えなかったようだ。~ ハウス食品はサイト上で、「レトルトパウチを温めた残り湯は、他の料理には使用しないでください。パウチの成分が溶け出るようなことはありませんが、残り湯を再利用することは想定していません」と忠告している。 ちなみに投稿者はその後、友人の趣味が「キャンプだか登山だか」だったことを思い出し、 「だからパックご飯やレトルトカレーがあったんだと思う。それで水を大事にする癖がついているなら、俺が野暮だったかもな」 と振り返っていた。他人の行動を見てぎょっとすることは誰しもあるだろうが、一呼吸置いてその背景を考えると、違う常識を持つ人への理解も進みそうだ。 --- 引用記事の例も、登山が好きな人のようですけど、わたしも同じです。山では、沸騰したお湯をアルファ米に投入してから、その残り湯(足りなければ多少注ぎ足す場合あり)でレトルトを暖めて、更にそのお湯を最後にインスタント味噌汁かスープを入れます。 で、食べ終わったら残りのお湯は保温ポットに戻す。または、そこに保温ポットのお湯を全部注ぎ足して、再沸騰させてからポットに戻すこともあります。そうすると、次に保温ポットのお湯を使うときに、より熱いお湯が使えるからです。 限られたガス缶で暖めたお湯は貴重ですから、どうしたら一度沸かしたお湯を最大限に有効活用できるかって考えますよ。レトルトを暖めたお湯だって、熱湯消毒済(笑)だから、問題ないし。 捨てる水も最小限にするために、というか、そもそも山では通常、水場はあっても「洗い場」なんてないし、洗剤も使えないから、使用済の食器はティッシュかペーパータオルで拭くだけです。拭いたティッシュペーパーはもちろん持ち帰り。わたしは軟弱登山者なので、連続テン泊は最大で3泊までしか経験がなく(それも1回くらいで、ほとんどは1泊か2泊)、それで問題が生じたことはありません。もちろん、帰宅後はちゃんと洗剤で洗いますよ。 食べ残しを捨てるなんてもってのほかなので、インスタントラーメン(テン泊時はサッポロ一番を朝食にすることが多いです)は水を減らして粉末スープも減らすことが多いです。汁を飲み残すことがないようにするためです(鍋が小さい、ということもありますけど)。 ただし、時々山でパスタを茹でることがありますが(湯で時間が極力短い麺と、具はレトルトです)、山でもスパゲティを茹でた残り湯は再利用せず捨てます、さすがに(笑) もっとも、山では感じないけど、家では、レトルトを温めたお湯を再利用するとアルミの香りがすることがあります。だから、家ではやりません。ましてや、来客にレトルトの残り湯を使ったコーヒーやお茶を出すのはさすがにちょっと・・・・・・。 それにしても、何故山ではレトルトの残り湯を使ってもアルミのにおいを感じないのかなあ。 いや、そうとも限らないか。かなり昔ですけど、職場の先輩と一緒にテン泊とき、生ビールを飲んだのですよ。 「美味しいね、もう1杯ほしいねえ」 「でも高いね」(その山の生ビールは1杯800円くらでした) で、缶ビールを買ってきて、生ビールを飲み干したジョッキに入れて飲んだのでした。すげーアルミ臭かった。普段そんなふうに感じることはないのですが、ジョッキの生ビールの直後に缶ビールを飲むと、こんなにアルミ臭いのか、と思ってしまいました。 もっとも、この話を、高校同期のある山仲間(某飲料メーカー勤務)にしたら、「それは管理が悪くて古くなった缶ビールだよ、普通はそんなことにならない」と言われました。そうなのか。 「レトルトパウチを温めた残り湯は、他の料理には使用しないでください。」とハウス食品が告知しているとは知りませんでしたが、これまでそんなことは気にしたこともありませんでしたが、これからも多分気にしないでしょう(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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