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カテゴリ:戦争と平和
「航空宇宙自衛隊」に改称調整 政府、中ロ軍拡に対応
政府は、航空自衛隊を「航空宇宙自衛隊」に改称する方向で調整に入った。中国やロシアが宇宙空間の軍事利用を拡大させている中、自衛隊としても人工衛星の防護など宇宙空間での防衛力強化方針を明確にする必要があると判断した。自衛隊法などの改正を経て、2023年度までの実現を目指す。陸海空の3自衛隊の改称は、1954年の自衛隊創設以来初となる。 宇宙空間の軍事利用を巡っては、中ロが、人工衛星に接近し攻撃する「キラー衛星」のほか、衛星との通信を妨害する装置を開発しているとされる。米国も昨年12月、宇宙軍を発足させた。 防衛省は20年度、空自に「宇宙作戦隊」を新設する。 --- 報道を見て、一瞬谷甲州のSF「航空宇宙軍史」シリーズを連想してしまったのは私だけでしょうか? しかし、もちろん航空自衛隊が外宇宙艦隊を創設して、などという話ではありません。ただ、宇宙空間でも活動を広げていきたい、という(安倍政権の、か航空自衛隊自身の、かは分かりませんが)意思の表れではあるのでしょう。 バカバカしい、の一言に尽きます。宇宙でも活動するから航空宇宙自衛隊、というなら、海上自衛隊も陸上自衛隊も飛行機、ヘリコプターを持っているんだから、海上航空自衛隊、陸上航空自衛隊にしなくちゃ、ということになる。特に海上自衛隊は、今や(私は反対ですが)空母までもとうとしているご時世ですから、空を活動領域にすることに関しては、強い意欲を持っているはずです。 宇宙空間にただの一人も活動要員を送り込んでいないのに、「航空宇宙」?何考えているんだかね。もちろん、名前だけの問題ではなく、そうやって自衛隊の活動範囲を際限なく広げていくこと自体、どうかと思います。幸い、今は予算がないから名前だけで実態は伴わないでしょうが、ならば尚更、名前だけ変えてどうする、と思ってしまいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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作るならサイバー自衛隊じゃないのと思いました。
(2020.01.08 10:21:42)
maki5417さん
それは確かに言えています。 でも、どこの国も「サイバー軍」創設という話は聞きませんね。それに相当する部隊を編成している国は少なからずあると思うけれど、独立した軍としている国は聞いたことがありません。米軍にもサイバー軍という名称の舞台はあるけれど、陸海空軍の統合部隊であって、軍政、軍令上の独立した軍ではありません。 (2020.01.08 20:22:18)
イスラエル航空宇宙軍、ロシア航空宇宙軍があるからそんなに驚く話でもない。宇宙空間に人を送ることだけが宇宙という訳では無い。
(2020.01.18 19:14:01)
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