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カテゴリ

2021.06.03
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テーマ:ニュース(99398)
カテゴリ:医療・衛生
百田尚樹氏 新型コロナの“実態”を指摘「インフルエンザとどう違う?」
作家の百田尚樹氏が2日、ツイッターを更新。新型コロナウイルスの“実態”について言及した。
百田氏は「これって、インフルエンザとどう違うのだろうか? 広島カープの主力選手9人がコロナに感染したという大ニュースに、大変な危機感を持った人が何人いたのだろうか。ほとんどの人が『何日かで戻ってくるだろう』と思い、実際にそうなった」とつづり「これが新型コロナの実態」と付け加えた。

---
三宅島探鳥記最終回は次回にして・・・・。
「コロナはただの風邪」と称したり、「コロナ脳」を罵倒する人も目に付く昨今です。
まあ、私も山登りと鳥撮影に関する限り、自粛なんかしないと公言して出歩いているので(本当は音楽だって自粛したくないけどね)、一歩間違えればその同類と思われるかも知れません。でも、私は感染リスクとあまり関係しないことまでは自粛しない、というだけのことであって、コロナがただの風邪だとは思っているわけではありません。

では改めて、新型コロナとインフルエンザがどう違うかは、検証します。
以前から、コロナの死亡率について言及していますが、そのソースはこちらになります。

新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(2021.4.21時点)

これによると、年代別感染者数、死者、死亡率は
10代 感染者 52,550人 死者0人 死亡率0.0% 10歳未満含
20代 感染者118,198人 死者3人 死亡率0.0025%
30代 感染者 79,735人 死者19人 死亡率0.024%
40代 感染者 76,818人 死者72人 死亡率0.1%
50代 感染者 70,597人 死者206人 死亡率0.3%
60代 感染者 45,811人 死者670人 死亡率1.5%
70代 感染者 41,453人 死者2,135人 死亡率5.2%
80代 感染者 42,246人 死者5,876人 死亡率13.9%
合計 感染者535,828人 死者9,034人 死亡率1.7%

となります。
一方インフルエンザの死亡率はどの程度でしょう。検索した限り、

日本災害看護学会のPDF資料

この32ページにインフルエンザの年齢別致死率が掲載されています。(その前ページに「年齢別死亡率」が出ていますが、これは感染者に対する死亡率ではなく、人口に対する死亡率)

---
追記:記事をアップして1週間も経っていないのに、上記のデータはリンク切れになってしまいました。同じソースに基づくと思われる別のデータが以下に掲載されています。
東京医科歯科大学 難治疾患研究所の資料
43ページ「年代別にみた新型インフルエンザ感染者の入院率、重症化率、死亡率(厚生労働省)」
以下、リンク切れとなっている日本災害看護学会のPDF資料に基づくページ数、数値となります。
---

これによると、新型インフルエンザが急拡大した2009-2010年当時
4歳以下 死亡率0.0007%
5-9歳 0.0003%
10代 0.0001%
20代 0.0005%
30代 0.001%
40代 0.003%
50代 0.007%
60代 0.015%
70代以上0.028%
合計 0.001%
元データは受診1万人当たり死者数なので、パーセントに変換しています。

これを比較すれば一目瞭然です。全年代の死亡率インフルエンザ0.001%対新型コロナ1.7%。
50代の死亡率インフルエンザ0.007%対新型コロナ0.3%
70代以上死亡率インフルエンザ0.028%対新型コロナ70代5.2%~80代13.9%
死亡率は数十倍から数百倍も新型コロナの方が高い。
比較にもならない、インフルエンザとは隔絶した死亡率であり、これを「ただの風邪」「インフルエンザと何が違う」とは、とうてい言えません。

なお、インフルエンザの死者数には「超過死亡」という考え方があります。死亡診断書に「インフルエンザ」と書いてなくても、死亡の間接的要因になったものも含めてインフルエンザの死者数を統計的に推計するものです。しかし2009-2010年シーズンの超過死亡は少なく、死者数の5割増し程度です。その翌年は超過死亡が多く、死者数の4~8倍ですが、それをインフルエンザの死者に含めたとしても、新型コロナのほうが死亡率ははるかに高いのです。
しかも、新型コロナの感染者数には無症状の感染者を含んでいますが、インフルエンザで無症状の感染者なんて把握不能です。発症して診断された人だけがインフルエンザの感染者です。当然、上記のインフルエンザの死亡率データも、分母に無症状の感染者なんて含まれていません。
つまり死亡率計算の分母が、インフルは狭く、新型コロナは広く定義されていて、公平な比較にはなっていません。それを考慮に入れれば、ひょっとするとインフルエンザと新型コロナの死亡率には、もっと大きな差が生じるかもしれません。

ただし、若者に限れば話は変わります。10代でもインフルエンザでは死亡例は0ではありません。しかし新型コロナでは、(日本では)10代以下の死者は一人も出ていないので、死亡率は完全に0です。したがって、10代以下にとっては新型コロナはインフルエンザ以下の危険性、というのは間違いではありません。実際にはどちらも五十歩百歩ですが。
また、20代では、死亡率は5倍違いますが、どちらも天文学的低確率です。20代のインフルエンザでの死亡率が20万人に1人なのに新型コロナでは4万人に1人に「上がって」はいますが、どっちもどっち、というレベルと言っていいでしょう。

プロ野球選手の多くは20代でしょうから、そういった若いアスリートにとって、新型コロナが「インフルエンザと何が違う?」というのはあながち間違いではありません。
でも、50代の私にとっては両者の危険性は明らかに違いますし、65歳だという百田にとっては、もっと違うはずです。

さて、もう一つ、ワクチンの副反応発生率についても統計資料をご紹介しておきます。

【新型コロナ】新型コロナワクチンの副反応 発熱・頭痛・倦怠感は接種2回目に大幅上昇 年代・性別で差があり高齢者では低い 厚労省中間報告

グラフが小さくて見にくいのですが、医療従事者2万人にファイザーのワクチンを優先接種を行った副反応の統計です。
疼痛の発生が1回目2回目とも9割、しかも6割の人は接種の翌々日まで
37.5度以上の発熱は1回目の接種後は1割以下ですが、2回目の接種後は20代で5割、30代45%、40代でも4割弱、50代で3割弱
倦怠感も1回目接種後は2割あまり、2回目接種後は20~40代で7割超、50代で6割超
頭痛の1回目後は2割程度ですが2回目後は20代30代6割超、40代55%、50代でも5割弱

要するにほとんどの人は2回の接種とも疼痛が2日間+過半数の人が2回目の接種で発熱と倦怠感と頭痛の副反応がある、ということです。
かなりびっくりするくらい高率の副反応発生率です。命を落とすほどではないけれど、仕事を休む人は相当数出てくるでしょう。そういえば、私の勤務先でも、家族が優先接種の対象になったという人がいますが、やっぱり発熱したそうです。コロナの死亡率の高さがなかったら、こんなに副反応がきついワクチンが承認されたか、承認されたとして普及したかは極めて疑問です。





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最終更新日  2021.06.10 00:07:32
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