|
テーマ:ニュース(99456)
カテゴリ:医療・衛生
大阪の吉村知事「濃厚接触者の隔離、廃止すべきだ」 自宅待機中
大阪府の吉村洋文知事は23日、自身のツイッターで「濃厚接触者の社会からの隔離制度は廃止すべき」だと主張した。吉村知事は同居家族の新型コロナウイルス感染により濃厚接触者となり、18日から自宅待機となっていた。 吉村知事は無症状で、自宅待機4日目と5日目に受けた2回の抗原検査では陰性だった。自宅待機期間中、府の新型コロナ対策本部会議にリモートで出席するなど在宅で仕事をこなしていた。こうした経験を踏まえ、ツイッターでは「自宅待機を終え、改めて思います。何らの症状も出ておらず、健康で元気な社会人や学生を社会的に隔離するのは、メリットよりデメリットの方が大きいと思います」と主張した。 吉村知事は2回の抗原検査で陰性だったことを受け、25日から登庁しての公務に復帰する。 --- 私は維新は大っ嫌いだし、吉村知事も同様です。 が、この主張だけは正しいと思います。 以前にも記事を書いたことがありますが、私も1月に濃厚接触者となってしまいました。現在のの考古接触者の待機期間は1週間ですが、私の時は10日間もありました。ただ、感染者(同じ係の係員)が発熱したのが水曜日で、木曜日から休んで陽性が判明したのが金曜日の夕方で、そこまではまだ私は濃厚接触者ではなかったので、職場内の隔離部屋で仕事をしていました。このため、10日間の自宅待機といっても、実質的には翌週の1週間を自宅待機していただけですが、それだけでも大変な状況でした。リモートワーク用の端末を借りられたので、自宅で仕事ができたのが不幸中の幸いでしたが。 私は丸一日、感染者の係員と電話も共用していたので、電話がかかってくるたびに何回も同じ受話器を使っていたので、「こりゃ私も感染しただろう」と思ったのですが、予想に反してPCR検査の結果は陰性でした。というか、この前もその後も、私の部署では片手では数え切れない感染者が出ているのですが、その度に自宅待機となった濃厚接触者の中で、感染者が出た例は一人もいません。(ただし、他の部署で濃厚接触から要請になった例はありましたが) 新型コロナウイルスは以前はかなりの程度剣呑な存在でした。いや、今も感染者の症状を聞くとかなりすさまじく、必ずしも高齢者でなくても、20代30代の同僚でも、明らかにインフルエンザよりひどい症状です。ただ、命に危険があるかと言えば、それはありません。少なくとも基礎疾患のない60代前半以下の年代にとってのコロナの危険性は、以前に比べたら下がってきているように思います。 ウイルスは、「生物未満の生物(のようなもの)」で、宿主が死んだら自らも生き永らえることができません。ウイルスは宿主に感染しなければ生きることができないけれど、宿主を殺したウイルスは必ず死滅します。宿主を殺さなかったウイルスだけが子孫を残すことができます。宿主に感染はするけれど宿主を殺さない、というのがウイルスの繫栄にとっては一番都合がよいわけです。したがって、最初は高い致死率のウイルスも、流行が続くと次第に致死率は下がる一方で感染力は上がります。新型コロナウイルスも、ここまでの流れを見る限り、このようなウイルス性感染症の一般的な流れからは外れていないように見えます。 これまでのところ、コロナはただの風邪ではありませんでした。しかし、将来はただの風邪になります。今はその過渡期と言えるでしょう。まだインフルエンザより症状はきついけれど、高齢者と基礎疾患のある人以外にとっては、致死的な病気ではなくなりつつある。であるなら、隔離の程度もそれに応じて緩められて然るべきだろうと思います。 だから、そろそろ濃厚接触者の自宅待機はやめにしてほしいと私も思います。それによって社会的な損失がある程度軽減できるからです。 完全撤廃が理想ですが、せめて、現状の1週間を3日間に短縮するか、または、自宅待機は未接種者だけにしてほしいです。 予防接種に感染を防ぐ効果はありませんが、発症、あるいは重症化を防ぐ効果は明確にあります。症状がないということはウイルスの増殖が抑えられているということであり、咳やくしゃみ、鼻水などによってウイルスが周囲にまき散らされる可能性も低いので、未接種者に比べれば他者に感染させるリスクはある程度下がるはずです。 それなら、それに応じて接種済の濃厚接触者に対する行動規制は軽減されてよいのではないかと私は思います。現状では、3回目の接種を受けることによる行動面のメリットが、あまりに何もありません。だから、若い世代の接種率は上がりません。接種を受けたことによる優遇措置が多少は明確であれば、率も上がってくるのではないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[医療・衛生] カテゴリの最新記事
こんにちは。私もこの記事にはまったく同感で濃厚接触待機日数は3~5日位で良い気がします。
ウイルスが撒き散らしされてる可能性が低いとありましたが量が減ってきているという事でしょう。風邪になる過渡期…私もそう思います。 ちなみに検証の結果、人体以外の環境にいるウイルスの感染力は0.3%だそうです。なので手洗いや拭き取りで余計に効果有るとの事です。 なのでこれで空気対策すれば限りなく感染0%に近い環境に出来る気がします。事実、常時換気のパチンコ屋などクラスター起きていなく、一番安全(笑) パチンコ屋は壁も光触媒で最高対策です。 若者接種の件も同感です。今、インセンティブで接種加速出来ればもっと感染者下げられるでしょうねおそらくです。 (2022.05.02 11:14:02)
マウンテンさん
>濃厚接触待機日数は3~5日位で良い気がします。 オミクロン株での潜伏期間は感染からほぼ3日以内ということなので、そこを考えると、待期期間は3日あればよいと考えます。 >人体以外の環境にいるウイルスの感染力は0.3% これは知りませんでしたが、本文にも書いたように、ウイルスは宿主に寄生していなければ生きることができません。もちろん、短期間なら生存できますが、そこを消毒してしまえば、感染力はかなり低いでしょうね。 若年層は基礎疾患がなければまず重ね症化することはないので、自分自身の生命と健康という意味ではワクチン接種の必要性はあまりありません。それで、接種によるインセンティブがなかったら、接種率が上がるわけがありません。 (2022.05.03 23:02:57)
inti-solさんへ
そうですね。私も待機は3日で良い気がします。 環境にいるウイルス0.3%については患者退院後の部屋での検証です。なのでインティさんも受話器で感染しなかったのでしょう。 ただし、環境にいるのはしばらくは生きていて順次死にます。オミクロンはデルタより環境でも生きてる時間が長いそうです。 なので主たる感染経路は生きたウイルス含んだ空中の飛沫でしょう。これを上気道に吸い込まなければまずまず大丈夫でしょう。 ちなみに目は涙腺としか繋がってないので上気道には到達しないのでまず大丈夫でしょう。 若者接種については同感です。それ以下の年齢もインセンティブあれば促進出来て多少は経済効果もあると思うのですね。 ここは本当にやって欲しいところで今、感染も下がってきて詰めろを必至に持っていきたいものです。ゼロコロナは無理でもです。 (2022.05.04 18:42:21)
マウンテンさん
職場では感染しなかったですが、家庭内だと、一人感染者が出ると家族はほとんど感染すると聞きます。私の職場の感染者もそうでした。これは飛沫感染なのか空気感染なのか分かりませんが、やはり、職場と家庭では接触度合いが違うということなのでしょう。 >目は涙腺としか繋がってないので 目は喉とつながっています。だから目薬を差すと、数分から十数分はかかりますが、喉の奥に目薬の苦い味が到達します。 (2022.05.07 07:12:41)
inti-solさんへ
家庭内はマスク外すので感染者出ると飛沫、エアロゾルでまわってしまうのでしょう。 なので我が家はウイルス不活性する空気清浄機を常時運転させています。幸い、まだ感染者出ていないです。 目は私の認識違いでした。やはり、汚い手で目、鼻、口は触れない方が良いという感じですね。いつまで続くことやら…です。 (2022.05.07 19:39:31)
マウンテンさん
>家庭内はマスク外すので そうだ!! それ忘れてました。 我が家は空気清浄機は入れていませんが、まだ誰も感染していません。私が濃厚接触者になった時は、PCR検査結果が出るまでは、ペーパータオルに消毒用エタノールを振りかけたものをもって、各部屋のドアの開閉、トイレの水洗、全部それで触っていましたけどね。陰性が出た瞬間にやめました。 (2022.05.08 22:53:01)
inti-solさんへ
空気清浄機だけでも大分確率下げられると思います。 某ワクチン会場がありまして上の階なので窓が開かず、大型空気清浄機二台で感染出ていないです。 見た限り、備えてる所は感染起きてない模様です。 空気清浄機かけておけば持ち込んだウイルスをシャットアウト出来るので確率下げられると思います。 最近はナイトライドというのがありまして光触媒も一体型でプラズマクラスターより効果高いそうです。高価ですけれど… この機会に考えてみるのも良いかもしれないです。いつ収まるかわからないですしね。 (2022.05.09 18:46:42)
|