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テーマ:フルート(655)
カテゴリ:音楽
最近フルートのメンテナンスをさぼっていたので、銀座の山野楽器にフルートの調整をお願いしてきました。
私のフルートは、ムラマツEXという機種ですが、ムラマツフルートの調整会が予約いっぱいで、何故かサンキョウフルートの調整会に予約しました。サンキョウフルートだけは、他社製品の調整も受け入れてくれる、のだそうです。ありがたいことです。 コロナ以前は毎年必ず調整に出していたのですが、コロナ以降は毎年調整には出せなくなってしまい、多分今回は2年ぶりくらいだと思います。 さて、調整会と同時に、サンキョウフルートの試奏会もやっていました。 ![]() 高い楽器が並んでいます。中でももっとも心が動く楽器は・・・・・ ![]() 中央の黒い木管フルート(グラナディラ材製だったかな?)です。10年以上前にも試奏したことがあり、あまりに音色がきれいで、「欲しい!!」と思ったことがあります。100万円以上もするので、とても買えませんが。 その時以来なので、ワクワクしながら吹いたのですが、どうもきれいな音が出ません。唇の調子がよくないかな、と思ったのですが、他のフルートはそんなにひどい音ではなかったので、後で思い至ったのは、吹き口の角度(フルートは頭部管が切り離せるので、吹き口の角度も自由に変えられる)が自分に合っていなかったかもしれません。そこを調整して吹きなおせばよかったですが。 そして ![]() 普通の銀色のフルートも、総銀製と頭部管銀製のリングキーモデルを何度か吹き比べてみました。音色は皿を感じず、音量は頭部管銀製の方が大きいような気が私にはしました。でも、これも吹き口の角度の問題かも。 それにしても、前述の木管フルートは100万円以上と書きましたが、10年以上前に試奏した時は、確か100万円ちょっと(105万円か110万円くらい)だったように記憶しています。それが今は146万円。 そして、頭部管銀製は29万円(写真では値札の一部が切れていますが)。10年前にいくらだったかは記憶がありませんが、私が吹いているムラマツEXは、やはり頭部管銀製で同じクラスの楽器ですがC足管、Eメカ付き※で、2008年に購入した時、21万円でした。(定価からすこし値引きしてもらい、定価は23万円くらいだったと思います) 今回試奏したサンキョウフルートの頭部管銀のモデルは、C足ですがEメカは付いていません。 ※フルートは最低音がC(ド)のC足管と、それより1音低いB(シ)まで出せるB足管があります。世の中で市販されているフルートの8割はC足だと思います。入門用でB足管はまずありません。B足はより高価です。また、フルートは構造上、3オクターブのE(ミ)の音が出しにくいため、それを出しやすくする機構「Eメカ」がついている機種があります。付いているものいないもので半々でしょうか。これも、付いているものの方が高価です。 ちなみに、価格は全般的に、ムラマツフルートはやや高価です。わたしが17年前に買ったEXのC足・Eメカ付きの現在の価格は約33万円のようです。つまり、5割値上げしているわけです。 物価高の影響は、楽器にも及んでいます。 普通のフルートより低音のアルトフルートも吹いてみました。多分初めて試奏したと思います。最低音がG(ソ)だそうなので、ケーナの丁度1オクターブ下、ということになります。これがいい音色でした。 更に低音の楽器 ![]() バスフルートまで勢いで吹かせていただきました。アルトフルートが初めての試奏なんだから、もちろんバスフルートも始めて吹きます。オクターブ上が少々きつく、3オクターブは試しませんでした。多分、3オクターブを使うようなコンセプトの楽器ではない気がして。最初に試奏した木管フルート以外は、「きれいな音が出ない」という感覚はありませんでした。いずれも素晴らしい楽器ですが、今使っているムラマツEXが、まだまだ問題なく使えるので、当面買い替えの予定はないかな。 調整が終わったフルートはすごく調子がよく吹けました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.05.26 00:07:38
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