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カテゴリ:政治
林原めぐみがトレンド入り 「日本ザリガニが外来種に喰われちゃったみたいになってしまう」ブログに賛否両論
声優の林原めぐみがトレンド入りした。ブログ記事「興味がない、わからない、知らない」が、賛否両論を呼んでいる。一部の内容は「以下変更」として、9日までに修正されたが、SNSでは「政治的な発言をして叩かれるのはおかしい」「排外主義」「まともなことを言っているだけ」などと、様々な声が上がった。 「一部の海外留学生に無償で補助 日本の学生には奨学金(返さないといけないから平たく言うと借金ね)に繋がる曲がった真実 人任せじゃなく ちゃんと選挙に行かなくちゃいけない」などと指摘。~ 「そんな中 一部のマナーの無い民泊の人や 『譲る』を知らない海外観光客や 京都の竹削ってしまったりする 規制を持たないと、そこはしっかり取り締まらないと やばい」と主張した。 続いて「日本ザリガニが あっという間に外来種に喰われちゃったみたいになってしまう。 ~ 「どこか特定の国を否定している訳じゃない」と断った林原は「日本の税金は『まずは』税金を納めた人達へ(納めた在日外国人は勿論含む)日本の[被災地]に 今日本を支えている学生に使って欲しいと思うのは排外主義と言われるのかしら 日本の中が疲弊したら[おもてなし]もできなくなる」と強く主張した。~ --- 嫌いではない声優さん、と思っていたので、残念な発言と言わざるを得ません。 人間をザリガニに例えるのはどうかと思いますし、そもそもそれを言えば、われわれ日本人の7割方は「縄文人を駆逐した弥生人」の血を引いているわけです。 「一部の海外留学生に無償で補助 日本の学生には奨学金(~借金)に繋がる」 とありますが、ものすごく優秀な海外からの留学生に給付型の奨学金を出す制度はどこの国にもあります。米国のフルブライト奨学金とか、ドイツのDAADなど。そして、あくまでも、その給付を受けられるのは留学生のごく一部です。この資料によると、日本にいる外国人留学生約27.9万人のうち、国費外国人留学生制度で奨学金を受けるのは約1.1万人なので、割合は3%余です。 一方、日本での給付型奨学金の利用人数は、AIによる要約では、2025年度のデータによると、高等教育機関の学生363万人のうち、約117万人が利用というので、人数は外国人留学生の100倍です。利用率も、3人に1人というので、3%の10倍です。かつ、現在では住民税非課税かそれに準ずる世帯は、全員が受給できる仕組みになっています。 「日本の税金は『まずは』税金を納めた人達へ(納めた在日外国人は勿論含む)」 という発言にも疑問を抱かざるを得ません。 そもそも、日本で何かを購入する人は、短期滞在者でもみんな消費税を(間接的に)払っていますが、とりあえずそれは度外視して考えると、税金の本質とは、払っている人から払っていない人への所得移転です。 端的に言って、中学生までの子どもはほとんど税金を払っていませんが、学校教育で莫大な税金が投入されています。高校生大学生でも、アルバイトからの納税額より、投入されている公費の方が多分多いでしょう。あるいは生活保護、年金、健康保険、介護保険(これは40歳以上のみ負担ですが)、あらゆる税金や社会保険料は、すべて同じです。 もちろん、社会全体で見れば、それは「これから税金を払う人、これまで税金を払ってきた人」に対する所得移転ですが※、それは外国人、外国に対する支援も同じです。それが回り回って日本の利益に繋がるから行われていることです。最近やり玉に挙げられている外国人絡みの問題、例えば「外免切替」(それ自体はやはり問題があろう、国際運転免許証でよいではないかと私も思いますが)なども、そのような利便性提供によって、多くの外国人が日本でお金を落とことを期待する側面はあります。 ※それに、社会全体で見ればともかく、個別に見れば、障害者などで、生涯税金を受け取りっぱなしの人もいますが、「日本の税金はまずは納めた人に」という言い方は、彼らを萎縮させるものでしかないでしょう 誠に残念なことながら、日本はもはや、日本人だけで国内の活力を維持することなどできないのが現実です。外国人をもっともっと、大幅に受け入れろ、とは私も思わないのですが、外国人を排斥しては国内の経済も社会も回リません。好むと好まざるとに関わらず、そこに選択肢はないのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.06.12 19:00:06
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