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テーマ:フォルクローレ音楽(103)
カテゴリ:音楽
弦楽器奏者の寺澤睦さんが亡くなった、という連絡がありました。
寺澤さんは、日本のフォルクローレ界で草創期から活躍されてきた方です。 個人的には、フォルクローレという音楽を知って、初めて生演奏を見た日本のグループが、「ラ・パルティーダ」というグループだったのですが、そこでギターとチャランゴを弾いていたのが寺澤さんでした。それが、確か1991年だったと思います。それから34年、ずいぶんあちこちで演奏を聴かせていただきました。MAYAというグループでギターを担当していたのがもっとも印象に残っています。 今年4月に山手線の日暮里駅近くでMAYAのコンサートを聞いたのが、お会いした最後の機会になってしまいました。その時も、演奏する姿を見て、あまり体調がよくないのではないかという漠然とした印象はあましたが、相変わらず演奏は素晴らしいものでした。後で聞いたところでは、昨年中はずっと入退院を繰り返していたということです。 その時のコンサートは、平日夜だったのですが、仕事が忙しくて帰れず、行くのをあきらめようかと思ったのですが、頑張って駆け付けて、途中から(多分3曲目か4曲目から)聞いたのですが、今になってみれば、あのとき、仕事を途中で投げ出してでも1曲目から聞ける時間に職場を出ればよかったという思いと、それでも、とにかく見に行っておいてよかったという思いが交錯します。 最近、日本のフォルクローレ界では、新しく出会う人より亡くなった知らせを聞く人の方が多い状態になってしまっています。悲しいことです。 MAYAでの演奏より(正直言って、近年は療養のため代役を立てることが多かったようで、MAYAの動画でも寺澤さんが参加していない演奏が多いです) Llaqui Runa リャキ・ルナ(悲しい人)右端のギターが寺澤さんです。 そして、MAYAの演奏ではありませんが、こんな動画も発見してしまいました。 山頂の瞑想 ケーナは大木岩夫さん、チャランゴが寺澤さん。大木さんは昨年亡くなり、寺澤さんも・・・・・。 ご冥福をお祈りします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.06.21 22:43:48
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