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カテゴリ

2025.06.23
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テーマ:ニュース(95551)
カテゴリ:戦争と平和
イラン核施設「完全破壊」ならず? 米バンカーバスターの効果に疑問
米国がイランの核開発計画を阻止するためとしてイランの核施設3カ所に対して行った空爆をめぐり、トランプ大統領は「主要な核施設は完全に破壊された」と強調した。だが、トランプ氏が主張するほどの効果があったのかを疑問視する指摘が米メディアで相次いでいる。
作戦の焦点となってきたイラン中部フォルドゥの核施設について、米紙ニューヨーク・タイムズは米軍の空爆により深刻な被害を受けたものの、完全には破壊されていない、とイスラエル軍が初期評価をしていると伝えた。イスラエル当局者は、イランが事前にウランなどを別の場所に移動させたとみているという。
核兵器級のウラン濃縮は90%といわれるが、フォルドゥには60%まで濃縮を行う施設が地下約80mに造られているとされる。今回米軍は、地下深くへの攻撃が可能な重量3万ポンド(約13.6t)の新型地中貫通弾「バンカーバスター」GBU57をB2ステルス爆撃機から投下した。米当局者は、フォルドゥの核施設は「使用不能になった」としつつ、「12発のバンカーバスターでも破壊できなかった」とNYTに認めたという。

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イラン・イスラエル戦争について、米国がイスラエル側に立って参戦し、核開発施設を爆撃したと報じられています。イスラエルのイラン爆撃もとんでもありませんが、それに加担する米国の行為も、どう見ても国際法違反であり、とうてい弁護の余地があるようには思えません。

ただし、その爆撃で核施設を破壊できたかというと、引用記事にあるように、被害は与えた可能性が高いものの、完全には破壊できていない公算が高いようです。

そして、これに対してイラン側は報復として、弾道ミサイルによるイスラエルへの攻撃を強めています。
先の記事で書いたように、イランはあっという間に航空優勢を失い、イスラエル空軍機(米軍機も)の攻撃に対してほとんど反撃する術もないサンドバック状態となっています。その意味では、戦争は一方的展開です。

が、それがこの戦争の局面のすべてではないようです。

開戦当初は、イランは100発以上のミサイルを発射したものの、ほとんどがイスラエルの対空ミサイルに阻止され、数発しか着弾しなかったとイスラエルは発表していました。
その後、イランは同規模の攻撃を継続することはできず、発射するミサイルの数は翌日からは大幅に減ったと報じられています。
ならばイスラエルへの着弾数が減ったかというと、全然そうではないようです。



落ちてくる弾道弾に対して対空ミサイルが発射されているものの、どうもあまり命中しているようには見えません。超高速で放物線を描いて落下してくる弾道弾に対しては、近接信管(VT信管)による至近距離での炸裂では、相手ミサイルを撃ち落とすことができません。(飛翔している飛行機や巡航ミサイルを「撃ち落とす」のと違い、弾道弾は元々落下してきているものだから、木っ端みじんに粉砕しないと無力化できません。しかし、直撃でなければそれができないからです)
上記の動画によれば、そしてイラン自身も公言しているように、弾道ミサイルを多弾頭化したミサイルも打ち込んでいるようです。そうすると、一発のミサイルから複数の弾頭が分かれるので、そのすべてを迎撃するというのは現実的には不可能です。

というわけで、イスラエル空軍はイラン上空をほとんど犠牲もなく自在に飛び回っている一方、イランもまた、イスラエル上空にミサイルの雨を降らせて、それを阻止することはあまりできていないようです。動画で見る都市の被害状況を見ると、かなり広範囲の高層ビルや住宅、病院などが破壊されています。イスラエル側の被害は、死者24人と発表しているようですが、明らかに多くの死者が出ているのに、イスラエル政府は犠牲者なしと発表している例もあり、実際の犠牲者が24人では収まっていないことは容易に推察できます。
しかも、イスラエルの迎撃ミサイルの在庫とイランの弾道ミサイルの在庫と、どっちが多いのか、という話は元々ありましたが、飛来する弾道ミサイルか多弾頭タイプだとすると、これはどう考えても迎撃ミサイルの数が足りるはずがありません。
イランに空爆を仕掛けることで、自ら招いた被害ではありますが、イスラエルの受けている被害もまた相当大きく、住民もかなり疲弊していることは明らかです。
というわけで、トータルで見ると、必ずしもイランがただただ一方的に叩かれている、とは言えない状況のようです。





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最終更新日  2025.06.24 00:00:42
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