ドリームキャッチャー DREAMCATCHER
スティーブン・キング原作の映像化作品は本当に賛否両論なところが面白い。キング自身が映画好きということもあって著書の多くは、無駄に細かいディテールの説明やシーンに合った音楽が描写されているなど、映像化前提で執筆されているような気がする。個人的意見だけど。そしてキングと言えばモンスター。クローゼットや地下室や人間達の中に巣食う怪物。その怪物が、映像化失敗の主な要因であるのは明白。そんな中で好きな作品。ドリームキャッチャーいやー賛否両論というか、ほとんどが否なんだけど(笑)。少年時代へのノスタルジーと怪物。スタンド・バイ・ミー+宇宙戦争?ちょっと違うか。キング作品ではっきりと宇宙人や地球外生命体が登場するものは少ない。トミーノッカーズくらい?全部読んだわけじゃないから適当だが。幼い頃からの親友4人。4人とも特殊能力を持っている。それは彼らが少年時代に出会ったダディッツという不思議な男の子が授けたものだった。大人になってからダディッツとは疎遠になった。でも心は繋がっている。雪深い山中の狩猟小屋に集まるのは毎年恒例。ダディッツとの出会いも、この地への集合も、すべてがこれから起こる出来事への道筋だった…。ダディッツが4人に与えた能力が適所で発揮されていく。中には無惨に殺されてしまう者もいる。考えれば、ダディッツは大切な友人達に過酷な運命を与えたことになる。時に人類の平和のためには犠牲者も必要だ、ということか。宇宙人に乗り移られるジョーンジー。演じるダミアン・ルイス。まさしく怪演。シーン1時間1分19秒の表情に注目。劇中頻繁に「S.S.D.D.」という言葉が出てくる。Same shit different day. 同じ糞を違う日に踏む、というツイていない状況を的確に表している。そして、記憶倉庫。今日も皆「S.S.D.D.」とつぶやきながら記憶倉庫の中の情報を整理する。さあ、どの記憶を捨てようか。【Joshin webはネット通販1位(アフターサービスランキング)/日経ビジネス誌2012】ドリームキャッチャー 特別版/モーガン・フリーマン[DVD]【返品種別A】【中古】 ドリームキャッチャー(1) 新潮文庫/スティーヴンキング(著者),白石朗(訳者) 【中古】afb【中古】afb ドリームキャッチャー(2) 新潮文庫/スティーヴンキング(著者),白石朗(訳者)【中古】 ドリームキャッチャー(3) 新潮文庫/スティーヴンキング(著者),白石朗(訳者) 【中古】afb【中古】 ドリームキャッチャー(4) 新潮文庫/スティーヴンキング(著者),白石朗(訳者) 【中古】afb