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僕にとっては付き合いの長いお客さんなのだが、昔からあんまり変わることの出来ない人がいる。見た目はともかく、第一印象はきわめて人当たりが良い方だと思えるのだが、とにかく人に好かれることがない。
小さくとも経営者であり、その恵まれた環境から店舗なども適度な広さ・条件を兼ね備えている。もちろん人も雇っている。雇っている人は数年で変わっていくが、経営者の考えは変わらない。よくある話だ。 しかし、その変わらない考えは独断と偏見に満ちている。どうも自分を尊大に思っている節があって、周りの人や事柄がレベルの低いものに感じるようなのだ。 業者を小ばかにする客などは世の中に五万といるもので、僕もなんら気にする事は無い。でも、付き合いの続いているお客さんで、毎回会うたびに違和感のある会話をしなければならないのも困ったものです。 困った人だなと思いながら、良く人物が見えないままに付き合ってきました。でもふと気が付いたのです。“尊敬”を求めているのだなと。僕から見れば、本人にもっとも無いものを、他人におねだりしているようです。 *************** 僕は職人さんと呼ばれる仕事をしているのだけれど、業者としてはお客さんの道具でありたいと思っているところがある。 しかし人なので、物のようには扱われるわけにはいかない。特に“理解”の足りない使い方をするお客さんには、何ともいえない理不尽さをおぼえる。 使い勝手のいい道具も使い方を間違えると怪我をすると思うのです。僕はそう思って毎日、道具を使っているのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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