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昨晩Pepperに餌を届けに出たら もうガードハウスに戻され ひもで括られていた。角の空家は なんでも首になったガードマンで 寝る場所を持たないのが こっそり寝泊りしてるらしい。其処へ 私のようなものに うろうろ始められるのは ひどく‘やばい’と 言う話のようで 早速Pepperは戻されてしまった。残念なこと。 PepperをドクターSuguへ連れて行った。それほど深刻な皮膚病でも 無いのだが マレー人のガードマン達のケヤーの無知さに苛立ちを 感じて これも結局はファームへ送らなければならないかもしれない と思い始めた。その為には問題のなさをアッピールするのが肝要 だし 予防注射も済ませないといけない。 『このかび用のシャンプーを使ってみて 効果があったら カビと言う事です。』『ちょっと待って!ということは効果が無かった ら どうなるのですか、こんな高価なかび用のシャンプーまで買わされて!』 『・・?何が言いたいのですか?』 このインド人獣医はもう‘使えない’レッテルを貼ったほうが いいようだ。 Johnは居たが Tomは居ない。3日ほど姿を見せない。明日こそ 居てくれることを祈る。マサイの街道筋は 置き餌が蹴散らされて あった。Dadである可能性だって ゼロとは言えない。もう少し 届けつづけようと気を取り直した。 お昼時間に思い余って LeelaにCallを入れた。幸い仕事へ出る前だった。 『・それなら 予防注射はドクターハーンの方が 随分割安だから そちらへ行くべき。』と適切なアドバイスを呉れ『やっぱりシェルターへ その仔犬は送った方がいいと思う。』との意見だった。 一方彼女の家は突然 6匹の仔犬を引き取ったので いきなり15匹となり 最近 彼女の厳しい 飼い犬資格試験に合格して仔犬の一匹が貰われたという ので残りは14匹に為った。 Leelaは『私の犬達はお日様にも 草にも縁なく 走る事も出来ないで暮らし ているので どっか良い場所を見つけて 引っ越したい。』と言う。 私は私で『どっかに救済した犬を確かな世話で 引き受けてくれる先を 探したい。』と愚痴る。 早口でまくし立てるLeelaの話の主旨は理解できるが 細かい数字等は ほとんど聞き取れない。それでも彼女とは基本線で 合意できそうな ものを安心して信じる事が出来る。 『いつかお互い ファームをオープン出来たらねー!』と言い合って電話を 切った。 仕方がない。暫くはガードハウスでPepperは暮らして貰い 2度の 予防注射が終了した処で シェルターへ送ろう。ドクターから帰って 早速ていねいにシャワーをした。かび用の薬を塗って ガードハウスへ 届けた。誰もPepperのことなど一顧だにする所か 近ずくPepperを 邪険に振り払った。 『<終。>』 ---- 大原 素子 oharas@pd.jaring.my お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年06月17日 17時55分30秒
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