TEMVUSE住人記

今日午後　ゴルフに出かけて折りに　性懲りも無く　また仔犬を
抱えて戻った。日本熊を思わせる黒と茶の色合いの生後2ヶ月弱の雄犬
である。
以前から彼の母親には　コース内で見れば餌を上げていた。最近は‘恵子’と
勝手に名づけたもう1匹の黒犬と一緒に姿を見せている。それが　先週末にひょっこり
上記の仔犬を引き連れて　現われ ‘がっかり’したものだ。

うっかりしていたが　12月は仔犬ラッシュの忌み月？だった。一昨年　この
ラッシュに3回も遭遇して　一気に7匹の仔犬を引き受ける羽目に為った。
それに懲りて　去年は12月には　コースに出るのにも　極力気を使った。
間違っても　問題の多いＣコースには足を向けず　避け捲くり　お陰で
去年は仔犬を抱える運命からは　救われた。　
が今年は　またも足を取られてしまった。　念のためAngieには　数ヵ月後の
成長後　去勢して引き取って貰う約束は済んではいる。
さて　それまでの数ヶ月間どうしたものか？
ひどくいたいけな年恰好で　心配が先立つ。
無事に　去勢するまで成長して呉れるものやら・。　
もう一家族　雄犬と雌犬と仔犬の3匹にも週末には餌を上げたのだが
こちらは　全滅の運命になった。その弔いの思いもあって　せめて仔犬だけでも
救おうと覚悟が決った次第なのだが・。

昨日　避妊手術から戻った小雪だが　なんでも肝臓がすごく腫れている
のだと言う。それなのにこちらに何の相談も無く　手術は敢されてしまった。
呆れて物も言えない。体温と体重は　連れて出る前にチェックはした。が
肝臓が腫れている迄は　気も付かなかった。

台所でいつもぐったりと横になっているばかりの小雪を見ると
申し訳なくて胸が痛む。食欲も衰え　無事に乗り切って呉れることを
切に祈る。

Johnはあれ以降　まるっきり姿を見せない。が届けた餌は食べている
ので　安心はしている。鬱蒼としたジャングルの森を横に見て
置き餌をする度に　これからは　彼の敵はまず　コブラだろうと
身震いする。それにしても　Johnに会えない餌を届けは　味気ない。

12月の10日となり　今年も押し迫った。が大掃除もせず　年賀状も書かず
歳暮お礼の心配も無い。それもあって　新年のめでたさも今ひとつ
なのだと寂しくも為る。
元旦には　ゴルフ仲間とラウンド後に　一緒におせちをゴルフ場で
祝おうと約束が出来ている程度で　忘年会も無い。ただ雨降りの日
の多い　代わり映えしない毎日である。

「