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『犬の鼻先におなら』

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2007年11月07日
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(その1からお読みください)

 「女子中高生の短すぎるスカート」
 (p81)「自由を実体化するには体力がいる。日本人にはその体力に欠けているのではないだろうか。そのことを別の言葉では、自我が弱いといったりしている。欧米の人間、つまり西洋人はたしかに自我が強い。日常レベルの末端からそうだ。つまり自我を支える体力が強いのだと思う。だからそういう体力のちょっと弱い日本人の場合、自由といわれれば、結局は他人の真似をすることになる。」

 「紙が反り返らない国の感覚」
 (p115)「アメリカでは掛け軸を掛けていられないという。空気が乾いているので、紙や表装部分などがぱりぱりに反り返って剥がれてしまうのだ。」
 そうなんだ。なお、油絵を描く際、欧米では数時間で乾き、さっさと描き進められるのに、日本では二、三日掛かってしまうそうである。こりゃ、同じ画家でも日本と欧米では画風が変化しちゃうんじゃないだろうか。

 「人生は趣味なのか、事務なのか」
 (p132)「いまは一般の人もほとんどがデジカメで記念撮影をしている。もちろんそれは仕事ではない。レジャーとか旅行でのことだ。でも名所でせっせと記念撮影して、プリントをせっせと送り合うのは、どうも仕事に思えてならない。経済的な利潤が上がるわけではないが、でもあれは人間関係を繋ぐ仕事の意味合いが濃いのではないか。携帯のやりとりも、大半がそうみたいだ。」「昔の人生は趣味だったのに、いまは人生が事務に変わってきているような気がしてならない。そのせいではないと思うが、人生が嫌いになる人の率は驚くほど増大している。」

 「遊郭の時代とフーゾクの時代」
 (名古屋で遊郭の建物を見学する話)(p136)「驚いた。職人も絵師も技を尽くして、まあ見事なものである。当時の美術とか文化の力が集中している。芸術となるといまでは美術館にあるのがきまりだが、それが巷間のこういう場所にも固まってあったという印象である。」(p139)「(遊郭の設立記念碑があった話)それを見て以来、昔の遊郭には貧困とか悲しい話が潜り込んでいるが、じつは文化も潜り込んでいるんだという事実に、自分なりの自信が生まれた。」
 “スケベ”は実体概念ではないから、一っ括りに「売春」とやって「性奴隷だぁ~」と論じてはイカンです。

 「役立たずの生活」
 (p180)「昔は生活が趣味的だった。役にも立たないことに満たされていた。いまは生活もビジネスに染まってきている。すべてが役立つことに覆われようとしているけれど、いったい何の役にたつのだろうか。」

 「タバコと左翼」
 タバコを吸う者に左翼が多いのではという著者。著者の左翼の友人は、あるエピソードを著者に語る。中学の同窓会ではタバコを吸う者はほとんどいなかったが、全共闘時代の同窓会ではほとんどの者が吸っていた。「不健康賛美」があるのではないかと思う著者。

 「ベネチアの労働者」
 2006年、ベネチアビエンナーレ「藤森建築と路上観察」出品でのエピソード。韓国館のコミッショナーが表敬訪問に日本館を訪ねた。日本館のコミッショナーはどなたですかというと、ヘルメット、軍手姿の藤森氏が私ですという。韓国コミッショナーは絶句した。
 コミッショナーとはその館ではいちばん偉い人で、韓国だったらスキャンダルになるという。偉い人を働かせて、下の者は何をやっているのだ、という事らしい。
 儒教には労働蔑視の考えがあるらしく、またキリスト教でも労働は罰だという考えが元にあるとの事。
 (p212)「日本では神話の神様も、稲刈りしたり魚を釣ったりして働いている。『のうのう』がしあわせではないんだと、そういう境地にあるらしい。ぼくは日本の神のことはよく知らないけれど、いつの間にか経済を離れた労働に趣味としてのめり込み、汗みどろになりながら、何だか日本の神様の気持ちがすごく近くにあるような気がする。」

 「神風特攻隊と平和憲法」
 (p217)「(核武装の問題は議論する事もいけない、という意見に触れて)このとき、平和憲法というのは、秘仏みたいなものだなと思った。」「仏像と言うのは精神世界のものだから、そういう秘仏もある力をもつ。平和憲法を護るというときの平和憲法の力とは、そういう秘仏の力のようなものだろう。物理ではなく精神世界の、ある種の偶像崇拝の形に似ている。信仰する人には作用する。でも別世界の人が来たら、簡単にその偶像の首を飛ばされて、不思議はない。」

ウロコ取り






最終更新日  2007年11月08日 07時48分41秒
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