表彰状を贈る
本年も物言わぬ「物」達に表彰状を贈る。 白黒斑の野良(?)猫殿。 貴殿は散歩中しばしば良く伴走(歩)し、病母を楽しませました。 特に身をくねらせながら柵を潜り潜り、また飛び降りては足元によるという仕草は、愛嬌と共に猫の不可解さまでも良く伝えました。 よって、その功績を称え、表彰します。 ゴーヤと蟷螂殿。 ゴーヤ殿は種植えが遅かったにも関わらず律儀に実をつけ、11月に入っても蕾をつけるという生命の粘り強さを身を以って示されました。 また蟷螂殿はゴーヤの蔓にじっと数日間居続けるのみならず、適宜蔓の上を移動し、秋口に日々の楽しみを与えました。 両者共に、生物は「死ぬまで生きている」という新鮮な感動をもたらしました。 よってここにその功績を称え、表彰します。 掃除用ウェットティッシュ殿。 貴殿は、想像以上の洗浄力で、よく掃除の任に堪えました。 特に台所の油汚れ落としは当初の予測を遥かに越える洗浄力で、「こういうの宣伝ほどには落ちないんだよね」という発言の使用者を深く恥じ入らせるばかりでした。 ここに貴殿の能力を高く称え、表彰します。 本年も皆様ご苦労様でした。来年も宜しくお願いいたします。 皆様も良いお年を。