カテゴリ:読書日記
![]() 出版社の営業部員・馬締光也は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書『大渡海』の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。そして馬締がついに出会った運命の女性。不器用な人々の思いが胸を打つ本屋大賞受賞作! 辞書づくり、と聞いて、その作業をにわかにでも想像できる人が、どれほどいるだろうか。地味だとか、言葉を並べて意味を書き連ねる単純作業だとか、そんなイメージをなんとなく持っていたのだが。いやいや、実はこんな世界なのだ。舟の準備ができたなら、あなたも是非漕ぎ出していただきたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 11, 2015 10:22:13 PM
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