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カテゴリ:株式投資ゲームとは
先日の日記で、株式投資ゲームの勝利条件についてご説明しましたので、今日は具体的な点数のつけ方をご紹介します。
基本はシンプルです。 スコア1:基準価額 = 時価総額 ÷ 投下資金(※以下実質元金と呼ぶ) 市場全体が上昇しているときには、自分の時価総額も増加するのは普通です。 市場平均以上に自分のポートフォリオの時価総額が増加していないと、勝った気がしません。そこでベンチマークとの比較も記録しています。 ベンチマークとしては、TOPIX を採用しています。 スコア2:相対スコア = 基準価額 ÷ (現在のTOPIX ÷ ゲーム開始時のTOPIX) ・基準価額 投下資金(実質元金)が何倍になったのかを表します。 ・時価総額 時価総額にはキャッシュポジションも含みます。すなわち証券口座にある株とMRFの残高合計です。なお私は信用取引は行っていませんが、信用取引口座については評価損益だけを含めるべきでしょう。 ・投下資金(実質元金) 株式投資ゲーム用として、証券口座に振り込んだ金額に調整を加えたものです。途中で資金を追加したり、引き出したりした場合は、単純にその金額だけを増減させると、スコアが歪んでしまいますので、調整が必要です。 追加・引き出し金額を、その時点での基準価額で割ります。これをそれまでの実質元金に加減し、新たな実質元金とします。私はこの調整は月単位で行っています。 <例> 1月に100万円で開始し、6月に150万円になった。 この時点で60万円追加した。 現在の時価総額は280万円になっている。 この場合、基準価額(運用成績)は2倍です。 6月時点の基準価額=150/100=1.5 60万円追加時点での実質元金=100+60/1.5=140 現在の基準価額=280/140=2.0 追加前と後に分けて考えても、同じ結果になります。 追加前に、時価総額は1.5倍になっている。 追加時点での運用資産は210万円(=150+60) 追加後の運用成績は、280/210=4/3倍 になっている。 トータルすると、1.5 x 4/3 = 2.0倍 となり、現在の基準価額と同じになることが、お分かりいただけると思います。 確定申告での譲渡益税の支払いは、追加金額とみなします。1年分まとめて支払うので、その月の基準価額だけ突然悪化しますが、仕方が無いものと割り切っています。特定口座で源泉徴収されるものは、口座残高に反映されるので、特に意識する必要はありません。 配当の受け取りは、引き出したものとみなします。 私は毎月末に、上記2つのスコアを以下の項目とともに、記録しています。 ・年月 ・元金増減:その月の追加あるいは引き出し金額 ・実質元金:投下資金に元金増減を調整したもの ・時価総額:証券口座にある株の時価総額と現金(MRF)の合計 ・月間増減:今月末の時価総額-前月末の時価総額-元金増減 ・基準価額:時価総額÷実質元金 ・TOPIX:ベンチマークとして、TOPIX を採用 ・相対スコア:基準価額と TOPIX の伸び率を比較したもの(上記スコア2) この記録をもとに、年間パフォーマンスや、月間での対TOPIX の勝敗を楽しんでいます。 長期投資の場合には、月間勝敗についてはあまりこだわるべきではありませんが、TOPIX に数ヶ月連続で負け続ける場合には、相場の流れとあっていないという事を認識できる効果もあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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おはようございます。
今度このサイトの記事を紹介するつもりですが、 先に僕のサイトでやや長編の連載『パクス・アメリカーナ』が始まりましたので、 その連載が終わってからにしますね。 恐らく、来週の水曜日か木曜日になると思います。 それまでに、このサイトを充実させておいて下さい(^▽^) (2006.07.01 10:01:04)
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