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たーちゃんファンド たーちゃん001さん
2007.10.14
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カテゴリ:素朴な疑問
中央銀行の最大の役割は、通貨の信用および価値を守ることです。
そのためには、物価の安定が最重要政策項目になります。
通常は政策金利(日本の場合は無担保コール翌日物)を上下させることを通じて、物価をコントロールしようとします。

需給論者の私にとって、金利により物価を制御するという考え方は、理屈の上では理解しやすいです。
しかし現在の日本の状況においても、金利政策が物価(特に消費者物価)のコントロールに有効なのか、確信を持てなくなってきました。

1.物価を上げられるか?

まずはデフレ局面について考えてみましょう。
1990年代後半からのデフレ局面において、日銀はゼロ金利政策をとりましたが、デフレ脱却に効果はなく、量的緩和政策まで実施しました。
ある程度の下支え効果はあったとは思いますが、はたして物価を上げるのに効果的だったのかは、疑問です。

そもそも金利を下げることによって狙っている効果は、需要の喚起です。
物価など多くの価格は、需要と供給のバランスによって変動します。需要が増えることによって、需給バランスが変わり、物価の上昇がもたらされます。

しかしここで前提となることは、そもそも潜在的な需要はあるのだが、金利が高いことによって抑えられていることです。
潜在需要が無ければ、いくら金利を下げても需要は高まりません。
株式投資に例えると、いくら金利がかからなくても、株価が下がると思っていれば、(借金しようがしまいが)株を買わないのと同じ理屈です。
したがって、このような環境では金融政策だけでは不十分であり、潜在需要を高める政策とセットにすることが必要になります。

現在の日本においては、基本的な生活に必要なものは、既にいきわたっています。生活必需品ではないが、欲しいと思うような魅力的な商品がないと、需要は増えません。
そのような魅力的な商品を提供できるのかは、供給者のアイディアにかかっており、現在の低金利環境において多少金利を変動させても、影響ないと思います。
いいアイディアはあるが、高金利のため資金不足で実現できない場合に初めて、金利政策が有効になります。

また消費者の立場からすると、将来の不安があると、貯金しておこうという意識もはたらきます。金融政策により将来不安を取り除くことはできません。
まずは財政の立て直しと、年金への信頼感を取り戻すことが重要だと思います。

以上のような理由により、現在の日本においては、金利を下げることにより物価を上げることは、困難だと感じます。


2.物価上昇を防げるか?

最近は、マヨネーズ/ラーメン/パスタ/ティッシュペーパー/ガソリンなど、値上げラッシュになってきました。
はたして金利を上げれば、値上げを防げるのでしょうか?

物価が上昇する要因には、2種類あります。

 ・需要が旺盛な場合(デマンド・プル・インフレ)
 ・供給側のコストが上昇した場合(コスト・プッシュ・インフレ)

金利を上げることにより、需要を抑えることはできるかもしれませんが、供給側のコストを下げることは難しいと思います。
現在の値上げラッシュは、原油/非鉄金属/穀物など、様々な原材料価格の上昇によるものであり、典型的なコストプッシュ・インフレです。
しかもこれら原材料価格の上昇は、中国などの急成長などによる、海外要因です。
日本の金利を上げれば、中国の成長が鈍化し、また世界中の原材料価格が下落するのでしょうか?
海外要因によるコストの上昇を、日本の金利政策で抑えることは、難しいと考えます。

日本の低金利を利用したキャリートレードを抑えることにより、投機資金による商品市況の上昇を多少は緩和することができるかもしれませんが、本質的に世界の資源価格をコントロールできるほど、円の実力は大きくないでしょう。
金利上昇→円高→輸入コスト低下 という経路で、インフレを抑える効果はあるかもしれませんが、これは為替政策として別に考えることにします。

以上のような理由により、現在の日本国内の物価上昇を、日銀の金利政策によりコントロールすることは困難だと感じます。


結局今の日本の状況では、消費者物価指数がプラスかマイナスかにより、金利変更を議論することは、意味がないと思います。
むしろ国際マネーフローの観点から、金利はどうすべきかを考えるべきでしょう。

なお、金利は資産価格には影響を与えます。
投資家としては、たとえ消費者物価への影響は薄いと思っていても、金利動向の重要性は変わりませんね。






Last updated  2007.10.14 12:08:50
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