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2008/06/20(金)14:17

おいしいカブの塩漬けの作り方

投資手法(28)

おいしいカブの塩漬けの作り方をご存知ですか? 塩漬けができるためには、望ましい環境があります。 それは、初期のうちに悪材料が判明しないことです。 あっさりと株主の期待を裏切るようなカブでは、おいしい塩漬けは作れません。 以前「ゆで蛙」でも書いたとおり、悪材料が出たときには、損切りは容易です。 しかし理由がわからないまま、株価がずるずると下落していくと、損切りが難しくなります。 これが塩漬けの作成にとって、好ましい環境となります。 それでは、塩漬けが作成される典型的なパターンを、ご紹介しましょう。 フェイズ1:株価がゆっくりと下落し続ける 理由もなく(本当は知らないだけ)、株価が徐々に下落し続けます。 バリュー投資家にとっては、企業価値は変わっていないのに、株価が下落しているわけですから、魅力が増したと考えます。 買い増しを検討こそすれ、売却しようとは思いません。 フェイズ2:下方修正が発表される そのうち下方修正が発表されます。 しかし既に株価は大幅に下落しており、下方修正分は株価に織り込まれていると感じます。 現在の株価であれば割安だと考えて、保持し続けます。 フェイズ3:再度下方修正が発表される たいていの場合、下方修正は一度だけでは終わりません。再度下方修正されることが多いものです。 ここに至って、業績の悪化が鮮明になります。 しかし株価が大幅に下落した結果、配当利回りは高くなっています。 そこで配当利回り株として、保有し続けても良いと考えるようになります。 (当初購入した時の理由とは、変わってしまいました。) いずれ業績が好転して、株価も上がることを期待しながら... フェイズ4:減配が発表される そうこうしているうちに、業績の悪化に伴い、減配が発表されます。 その結果、配当利回り株としても、魅力が失われます。 株価の値下がりにより、ポートフォリオ内での比率も小さくなっていますので、もうどうでも良くなってきます。そのまま放置です。 こうしてめでたく、カブの塩漬けのできあがりです。

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