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2008.03.24
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カテゴリ:投資論

マーチンゲール法をご存じでしょうか。ギャンブルの世界で「必勝法」とも言われる方法ですが、実際は破産への道まっしぐらな方法です。

例えば最初の賭けで1ドル賭け、負けたら倍の2ドル、また負けたら倍の4ドル、さらに負けたら倍の8ドル・・・と負け続ける限り永遠に倍、倍と賭けていく方法です。

この方法では、いつか1回でも勝てると1ドルだけ儲かることになります。

永遠に負け続けることはありえませんから、「いつか必ず」1ドル儲かる、よって必勝法というわけです。

実際には資金には限りがあるわけですから、運悪く負け続けると破産してしまいます。

1回負けると1ドル、2連続で負けると1+2=3ドル、という風にn回連続で負け続けると

(2のn乗)-1 ドル負けることになりますので、資金がこれより少なければ破産です。

その上で、勝ったとしてもたったの1ドルしか儲かりません。

ここだけ見ると割に合わない賭け方のように思いますが、期待値を計算すると0(損得なし)なのです。計算は省きますが、簡単な数列と極限値の計算なので、高校数学でできます。試しにやってみてください。

*ただし、1回の賭けに勝つ確率は50%とする。

期待値0だったら、破産する確率があることを分かってこの方法を取る人は無知な人を除いているわけがありません。

では期待値がプラスだったらどうでしょうか。破産する可能性があっても挑戦する人がいても不思議はありません。

私は株のナンピン買いがこれに当たるのではないかと思います。

株式投資は(少なくとも歴史的には)プラスサムゲームであり続けてきましたので、分からなくもありませんし、

資金がふんだんにあるのなら、あるいはポジションの単位を小さくできるのなら、破産する確率は小さくできると思います。

しかし、いくら資金が豊富だったり、小さいポジションから始めたとしても、負け続けた後は感度が高くなっています

例えば資金の1000分の1でスタートしたポジションも、たったの8回負けただけで資金の25.6%になってしまいます。

残り2回負けただけで破産です。そして、「今まで8回負けたのだからそろそろ勝つだろう。」といった考えは通用しません。

株はサイコロなどとはと違い、厳密には独立事象ではありませんが、株価の推移が今後の株価の行方を決めると言ったほどの強い非独立性は持っていないと考えられます。

つまり、「ここまで下がったのだらかそろそろ上がるだろう」という淡い希望は往々にして打ち砕かれる運命にあります。

「急激に下がれば急激にリバウンドしやすい」という考えもありますが、そこには定量的なものが含まれていません。

仮に独自に統計を取って、確率的にリバウンドしやすい急落ポイントを探ることができたとしても、低い確率の方を引いてしまったらどうするのでしょうか。急激な下落は急激に破産が近づくということでもあります。

実際の株式投資ではマーチンゲール法のようなリスキーな方法は取る人は少ないにしても、ナンピン買いをする人は多いと思います。

ナンピン買いをすると買いコストが下がって心理的に安心感が得られたりしますが、リスクの観点からは逆に危ない状況になっているというアンバランスさがとても怖いです。

ナンピンと計画的な買い下がりはきっちり区別して、自分の基準以上のポジションを取らないようにすることが重要です。

重要性を分かっているだけではだめで、どれだけ自分を律することができるか。バリュー投資だろうがほかにどういう投資法を取ろうが、こういったマネーマネジメントは重要だと思います。


天才数学者はこう賭ける

 






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最終更新日  2008.03.25 11:58:27
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