吉田チーフの毎月コツコツ投資 2021 Jan 30
毎月コツコツ投資 2021 Jan 16 〜「毎月1万円」積立で長期投資を実践してみよう〜 〜今週の取引〜ファンド名商品戦略区分約定日取引種別約定単価受渡金額SMTグローバル債券インデックス・オープン債券グローバル円建てパッシブノーロード1月26日購入13,122円10,000円今週は債券を購入しました。本当はドル建の米国債券が良かったのですが私の使っているSONY銀行には欲しいものがなかったので、仕方なく円建てのグローバル債券インデックスを購入しています。 〜資産状況〜 2021年1月29日時点(投資開始2020年7月) ファンド名商品戦略区分残高口数基準価格評価損益トルコ・ボンド・オープン(年1回決算型)トルコ・リラ建債券単一国債券ノーロード10,749円23,999口4,479円749円SMT グローバル債券インデックス・オープン債券グローバルパッシブノーロード10,047円7,621口13,183円46円ニッセイ TOPIXインデックスファンド日本株パッシブノーロード9,750円7,805口12,492円-250円iFreeNEXT NASDAQバイオテクノロジー・インデックス米国株バイオテックパッシブノーロード10,152円7,813口12,994円152円香港ハンセン指数ファンドアジア株パッシブノーロード21,459円13,948口15,385円1,459円eMAXIS プラスコモディティインデックスコモディティパッシブその他10,877円16,513口6,587円877円現金3,367円総額76,401円今週はトルコが好調でした。IMFが世界経済見通しの発表を行った中でトルコの経済成長率見通しを上方修正しました。経済運営の新体制下で中央銀行が金融引き締め政策に転換したことをIMFも歓迎しています。為替がトルコリラ高へ動いており、為替益もプラスになってきました。 今週は株式が大幅に下落。安全資産である債券はプラスになりました。1月は勢いよく株価が上昇していましたが、いつまでも続くはずはなくちょっとしたきっかけで崩れました。 原因① 中国当局が市場の過熱感を抑える姿勢をみせ始めており、警戒感が広がったこと。中国株、香港株は大きな下落となりました。 原因② 米国個人投資家の暴走。米国ではオンライン掲示板レディットを通じて特定の銘柄に結託して買いを入れる呼びかけが行われ、株価操作的な行動が際立っており、ビデオゲームのゲームストップ株や映画館チェーンのAMCなどが異常な値動きを示しました。これにより、これらの銘柄をショート(売り建て)にしていたファンドが大幅損失となり、ポートフォリオ全体の調整を余儀なくされたため、他の銘柄にもポジションを手仕舞う注文が入り、それが他の投資家へ伝染する形で株式市場全体のリスクオフと繋がっていきました。こうした動きはテクノロジーバブルがあった90年代にもよく見られたことらしく、市場当局は警戒感を強めています。 こうした荒れた市場でも、大事なことは1つだけで、リスクとリターンは必ず見合っているということです。個人投資家でたまたま大きな利益を手にした人たちはまた同じような行動をするでしょうが、リスクは非常に高いでしょう。こうした動きに惑わされないようにしっかり自分の考えを持って臨めば、今はむしろチャンスが来ていることがわかります。大きく売られたものを購入し、大きく買われたものを売却しましょう。また、投資家が集中していないところに行きましょう。コモディティをみてください。株式市場が混乱する中連れ安になっていないのは、投資家が集中していない証拠です。コモディティは今週も安定して上昇しました。結果として、今現在はバランスのとれたポートフォリオになっていると思います。これが長期投資で個人投資家が取るべき分散投資行動で、最初から株いくら、債券いくらと配分を分ける一般的なものとは違っていることがお分かりでしょうか。 〜相場見通しと来週の取引予定〜 丑年はつまずきという格言を年初にご紹介しましたが、それ通りの展開になっています。ただ、長期的に見ればそいういうつまずきが絶好のチャンスになる可能性があるので、じっくり考え、落ち着いて投資をしていきましょう。今の相場を作っている根幹は、グローバルにジャブジャブに溢れているお金であり、それは金融政策が異次元の緩和状態にあることです。これが続くうちつまりあと数年は変わらないでしょう。また政府も財政をどんどん拡大して景気対策をしなければなりません。こういう状況下では金融市場はたびたびつまずきはあるものの、結局上昇するしかなくなるということだと思います。問題は、いつ終わりが来るか。音楽が鳴り止むまではひたすらダンスを続けるしかありませんね。~2021新シナリオ決定~ 新しいシナリオはこちらです。シナリオ内容有望資産、地域等長期メインシナリオ5年から10年中国やアジア諸国の発展が世界経済を牽引。日本も長期停滞から脱出し、日経平均はバブル最高値を更新。株式、社債、国債(アジア)、コモディティ日本、中国、アジア諸国中期メインシナリオ3年から5年景気の回復が加速し、急な物価上昇、金利上昇が起きる。中央銀行は出口戦略を実施。グロース株から資金が流出する。株式(バリュー株)、債権(変動金利、物価連動債)、コモディティ日本、中国短期メインシナリオ1年から3年新型コロナワクチンの普及によりこれまで大きくダメージを受けていた経済が回復過程に入る。中央銀行の大規模金融政策、政府の大規模財政支出策は継続され、リスク性資産はバブルの様相を呈する。情報テクノロジー、バイオに加え、クリーンエナジーが次世代産業の中心として発展。米中の覇権争い激化。株式、社債、REIT、コモディティ、国債(非先進国)テクノロジー株、成長株、バイオ関連、クリーンエネルギーなどシナリオ内容有望資産、地域リスクシナリオアジア新興国の人口急増、経済活動の活発化が地球温暖化を加速させ、環境異変によってグローバル経済がある時点から一気に冷え込む。コモディティ、実物資産、地産地消の世界、資本が集中していない地域の資産、温暖化の影響で住環境がむしろ良くなる地域サブシナリオ人類の英知、新しいテクノロジーにより、人間が抱える様々な問題を次々と乗り越えていく。国別格差が大きく出る、テクノロジー覇権争いに勝てる国の資産○取引ルール 1. 新規投資は毎月1回。タイミングは月末頃。 2. 1回の拠出額は1万円。1年で運用資産が12万円になる計算。 3. 長期投資が基本。10年後に資産がしっかり増えていればOK。 4. あまり多く売買をしない。 5. 取り扱う商品は投資信託のみ。個別株や個別債券、その他信用取引やデリバティブ、FXはやらない。あくまでも古典的な運用商品のみ。 6. 毎週運用状況を公開。シナリオと今後の予想を説明。