INVICIBLE　NIGHT

フラチン事件

それは、今年の七月某日の出来事です。

この日の昼、僕らは無性に腹が減っていました。まず「スケボーの正しい乗り方」に登場した、マン。
彼は金が一銭もないから奢って、とかぬかしたのです。
それを無視し、俺とオユウ(今回『出してくれー！』と言った張本人)は目的のものを買いに行きました。(ちなみにうちの学校では、近くのコンビニでなら昼食を買ってもいいのである)

そう…。サ○クス○○店で一番(？)人気のフライドチキンだ。
ワタシはレモンウォーターを手に、レジへ走った。が、

オユウが「ごめん、二個も買っちゃった」

なんて、その日の前の夜からなにも食べていないワタシに精神的大ダメージを与えた。
フライドチキンのスペースを見る。
もちろん、無い。

しかし無くなったわけではない。
また揚げたてのチキンが出てくるのだ！

そして待つこと約三分。
ついに念願のフライドチキンを手に入れた。

袋に入っているチキンを想像しながら学校へ戻る。
その途中、いきなりオユウがぼそりと、
「…フライドチキンってさ……略すとフラチンじゃん」

…………ホントじゃん！Σ(゜Д゜)

とりあえずその場にいるものは笑う。
そしてワタシが、禁断の言葉を呟く…。
「フラチンってことは…フラフラチ○チン？」

…いや、下品だというのはわかっているんですけど、言わずにはいられなかったというかワタシのサガがそうさせたというか…。

その後、フラチンを食いながらフラチンの話で盛り上がる我ら。

自分で言いながら気付いた。
…おいおい。どこまでオレは下ネタ好きなんだ、と、ワタシはフライドチキンを口早に食べる。
そしてフラチン二個目に突入してるオユウに




「おい！なにフラチン食ってんだよ！」

…こん時はマジやばかったです。
オユウはフラチンくわえたまま吹き出すし、言ったワタシは笑いすぎで壁にぶつかりながら転げる。

…てか、フラチンくわえるとか１８禁用語ですよ、オレ！

その後もフラチンで盛り上がる。
はては友達に「あの人変態」とか言われる始末。

だがワタシは笑いが止まらずその処理に追いつかず、違う友達のカタマリの中では変態になってしまった…。

…くそ。言わなきゃよかった…。


２００５年　８月２５日　日記より抜粋